“生田・光源氏”真木よう子、田中麗奈らと華麗に平安絵巻

　俳優・生田斗真（２６）が主演する映画「源氏物語」（監督・鶴橋康夫、来年公開予定）で、主人公・光源氏にふんした生田の姿が初公開された。また、光源氏を取り巻く女性キャストとして、真木よう子（２７）、田中麗奈（３０）、室井滋（５１）、多部未華子（２１）、芦名星（２６）、蓮佛美沙子（１９）の豪華女優陣が決定。華麗な平安絵巻を披露する。

　“生田・光源氏”が初公開された。撮影は９月２０日から岩手、京都などで行われているが、今回初めて、烏帽子（えぼし）をかぶり、直衣（のうし）という平安装束をまとった姿が披露された。お忍びで恋人のもとを訪れる際の普段着だ。

　豪華な平安絵巻とあって、生田の衣装は２０着を超えるという。撮影のたびに毎回約２時間以上かけて身支度を整える。劇中ではさらに派手なものも数多く登場する。

　今回、光源氏を取り巻く女性たちの顔ぶれも決まった。義理の母となる藤壺は真木、源氏を思うあまり生き霊となってしまう六条御息女（みやすどころ）は田中が演じる。

　また、帝（みかど）の正妻として宮中を牛耳る弘徽殿（こきでん）は室井が演じる。源氏の正妻・葵の上に多部未華子、源氏が思いを寄せる夕顔の君に芦名星、藤原道長（東山紀之）の娘・中宮彰子に蓮佛美沙子が決まった。

　女優・市川由衣（２４）との交際が明らかになったばかりの生田。映画でも歴史的なモテ男を演じるが「絢爛（けんらん）たる女優陣を相手に、現代ならではの源氏物語をつくっていきたいと思っています。一つの作品でこれだけ多くの女優さんと共演ができることは稀有（けう）な経験で、かなり緊張もしておりますが、今から楽しみにしています」と、抱負を語っている。

　映画は小説の「源氏物語」の中の世界と、作者の紫式部（中谷美紀）や時の権力者の道長、また陰陽師・安倍晴明（窪塚洋介）らが交錯する新解釈の歴史物語（原作・高山由紀子）。年内でクランクアップ、来年の公開を目指す。