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ヤンキース 3連勝で地区シリーズ突破

 リーグ優勝決定シリーズ進出を決め喜ぶ、ヤンキースの(手前から)ジーター、カノ、ロドリゲス、テシェイラ=ヤンキースタジアム(AP=共同)
 リーグ優勝決定シリーズ進出を決め喜ぶ、ヤンキースの(手前から)ジーター、カノ、ロドリゲス、テシェイラ=ヤンキースタジアム(AP=共同)

 「ア・リーグ地区シリーズ第3戦、ヤンキース6-1ツインズ」(9日、ニューヨーク)

 ア・リーグ第3戦の2試合を行い、ワールドシリーズ連覇を狙うヤンキース(ワイルドカード=最高勝率2位球団)がツインズ(中地区)に6‐1で勝ち、3連勝でリーグ優勝決定シリーズに一番乗りした。ヤンキースはポストシーズン初先発のヒューズが7回4安打無失点と好投。二回にポサダの適時打で先制するとその後も着実に加点し、ツインズに2年連続の3連勝で地区シリーズを突破した。レイズ(東地区)はレンジャーズ(西地区)に6‐3で勝ち、1勝2敗とした。

  ◇  ◇

 ヤンキースが昨年に続いてツインズに3連勝し、ワールドシリーズ連覇への第一関門を突破した。本拠地で6‐1の完勝。九回を守護神リベラが締めると、選手は笑みを浮かべてゆっくりと内野に集まり、抱き合った。

 先発ヒューズが7回無失点の好投で勝利を呼び込んだ。速球で押し、五回1死一、二塁ではカダイアーを空振り三振、次打者も一飛。六回2死一、二塁でも4番クベルを空振り三振に仕留め、反撃を許さなかった。今季先発に転向し、18勝を挙げた24歳は「気持ちを落ち着け、ストライクを先行させることを心掛けた。攻撃陣を楽にできた」とほおを緩めた。

 自慢の打線は序盤から猛攻を仕掛け、楽々と主導権を奪った。第1戦で3点差をひっくり返し、第2戦も接戦に打ち勝って勢いづいた。ジラルディ監督は「うちの選手には経験があり、勝負どころでの大事な一打で劣勢をはね返せる。相手に重圧をかけ続けることができるんだ」とうなずく。

 不安視された先発陣が踏ん張り、投打がかみ合って3連勝。ヤンキースは地区シリーズで3連勝した過去3度は、すべて頂点に上り詰めている。

(2010年10月10日)






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