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【プロ野球】

西武 連続逆転負けで終戦 渡辺監督は来季続投を明言

2010年10月11日 紙面から

ファーストステージで敗退し、仏頂面で引き揚げる渡辺監督

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 獅子の歩みが止まった。ロッテに2戦連続逆転負けしての終戦。試合後、渡辺監督は真っ先にベンチを出た。その後にナインが続く。向かった先はレオ党ひしめく左翼席。応援を続けてくれたファンに、帽子を取って深々と頭を下げた。

 就任1年目の日本一から一転、昨季はリーグワースト14度のサヨナラ負けを喫すなどBクラスの4位に転落した。「投手を中心にしたディフェンス面の強化」を掲げて今季に臨んだものの、シーズン終盤、そしてCSで、救援陣が力を発揮できなかった。

 前日には4点差、この日も3点差をひっくり返されての黒星だった。9回、長田が里崎に同点ソロを被弾。延長に入っての勝負は明白だった。「悔しくて気持ちも沈むと思うけど、短期決戦やシーズン終盤で力が出せなかったことが、これからのうちの課題になる」と渡辺監督。投手陣の整備も急務だろう。

 「選手は子どもみたいなもの。選手を残して、勝負の世界から去るのは無責任」。注目された進退も試合後に来季続投を明言。目標に掲げる「常勝西武の再建」に向け、渡辺監督率いるライオンズの逆襲が始まる。 (谷光太郎)

 

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