キューバの医療制度をざっと紹介してみます
① プライマリ・ケアを重視した医療制度を採用し、独特の
社会福祉政策。
② 医師の数が国民165人当たり1人と世界一多い（ちなみ
に日本は国民520人に対し医師１人）。
③ ファミリードクター制を採用し、各地区に配置された医師
が地域住民の健康状態の把握を行っている。
④ ポリクリニック、これは２４時間体制の総合診療所（ただ
し入院はできない）。
⑤ 重病や急患、入院の必要な場合には、市町村病院、州
立病院があり、さらにトップに位置するのが、最新医療
機器を備える国立病院。
⑥ 医療サービスは国内全土をカバーし、検査、治療、手術
などの費用はすべて無料。（入院しない場合の薬代だけ
は本人負担）
自国より安く、高度な治療を受けるため、キューバを訪れ
る外国人も多い。
⑦ 医学部は無料で留学生（アメリカ人も含む）も無料である。
⑧ 被災地への医師の海外派遣も積極的に行っている。
『シッコ』で紹介されましたので、機会があればレンタル
ビデオ店で探してみてください。（現在、ゲオでは旧作
１００円セール中なので、１００円でレンタルできるそうで
す）
も無料視聴できます。
ただし無料会員登録をしていないと５分しか観れないのが
ちょっとメンドーですかね。(^^ゞ
さて、世界で最高水準にあるキューバの医療制度ですが、本当に理想
的な医療を実現させています。
ゲバラが医師だったこともあり、１９６０年から始まったキューバの医療
制度には、人間を思うゲバラの心が反映していると感じさせられます。
とくに、国が大学の医学部を無料、留学生も無料にしているというすば
らしさ！
これだったら多くの良質な医師を輩出することができます。
だいたいふつーに考えても医師１人に対し患者数５２０人は酷すぎると
思います。
まともに患者さんを診察できるわけないじゃん！って、思いますよね？
そこで実際に何件かの病院を回り、計１００名の医師たちにこの疑問
をぶつけてみました。
「そんなに多い患者さんの病状を医師１人で完璧に記憶できるのか」と。
すると医師の皆さんから、ほとんど同じような回答がきました。
「完全には記憶できませんが、カルテがあるので、それを頼りに記憶を
辿ります」
「ぶっちゃけ、多忙すぎて完全に記憶から消えていることもあります」
「診察は３分ぐらいで終わらせなければならないので、患者さんの顔を
覚えていないこともままあります」
なんとも酷い医療体制です。
ん双方が大変な状態に陥ってるわけです。
これって…ファーストフード店の店員より酷くないですか？
ファーストフード店のベテラン店員ですら、１人で５２０人もさばけないと
言っていましたが。
ここで注意したいことは、医師をファーストフード店のベテラン店員と同
レベルで見ているのではありません、念のため。
ふつーに考えて、それだけの人数をふつーにさばけるかどうか、と問う
ているだけです。
ところがキューバでは医師が患者に使う時間は、１時間に５人ですよ！
５人！
日本の１人に対し約３分の診察とは大違いです。
１時間に５人なら、医師も心身共々余裕じゃないですか？
患者さんも、きちんと話しを聞いてもらえて、細々と診察してもらえるか
ら、医療ミスも少なくなるし。
社会主義を推進するわけではありませんが、こういう良い部分は日本
政府も見習って欲しいと思います。
しょう。
ただ例外として、強欲な医師もマレにいますので、キューバのような医
療制度になったら、彼らはあまりオモシロくないかもしれません。
国家で決定された一定水準の給料しかもらえないからです。
それで、最近ではキューバから欧米に派遣された医師が、市場原理主
義＝強欲主義の魅力にとりつかれ「儲かるか
ら」という理由で帰化しているという弊害も出ているそうだとか。
また欧米では、そういう医師たちをウエルカム帰化させているそうです。
それは明らかにキューバで医学を学んだ医師のほうが質が良く、優秀
だからだそうです。
だったら他国の宝を泥棒しないで、自国でそういう医師を育てろよっ！
と、たしなめたい気分なのですが。
それにしてもこの強欲主義とは、本当に人間の心を狂わせる魔術のよ
うなものを持っていますね。
かつて欧米はキューバを悪魔呼ばわりしたが、人間にとって、本当の悪
せられますね。
「日本では診察は３分間にしかすぎない」との事情
を説明すると、アルメイヒラス病院のロドリゲス部長
は、驚いたような顔をして、「それでは、挨拶しか出
来ませんね」と答えたのだった…。
キューバの１医師から見れば、日本の病院の診察はこのように見える
そうです。Σ（＠д＠；）
トラックバック
たんぽぽさん、はじめまして、こんにちわ(^O^)／
転載にしてなかったのですが、きれいにコピーされ
てますよね。
この記事を作ったとき、ブログで医者たちとバトル
をしておりましたので、ちょっと皮肉っぽく書いて
いたと思います。
もう、最近、絡まれてばかりで、２、３日前は幸福
実現党の党員から絡まれておりました。
いや、疲れました。
哲学コーナーでは、ゲバラ等々をやっておりますの
で、お気軽に遊びに来てくださいね♪
(✿◕ ‿◕ฺ)ノ凸ポチ☆っと♪
2010/5/9(日) 午後 1:28
わーーっ、幸福実現党ですか
大好きですなぁーー、シビレルゥーーー(爆)
わたしも別館で草食系カルトと格闘中です(爆)
優生思想の根幹にかかわることなので・・・しかし、主婦相手のバトルは男の私としては少しシンドイ(爆)
2010/5/9(日) 午後 10:31
Σ(っﾟДﾟ；)っええーっ？草食系カルトと格闘中ですかぁ？
優生思想の根幹とは、またレベルが高いですね。
その主婦の方、カルトでは幹部のほうでしょうね。
下っ端で、そこまで行きつくことはありませんか
らｗ( ��ﾉω��)ｂ
お疲れさまです。(o*。_。)oペコッ
2010/5/10(月) 午前 1:45
はい、グッタリと疲れます(爆)
主婦は手ごわいです・・なんでだろう、強いよなぁ。
「女は弱し、それど、オバタリアンはめっぽう強し」
苦戦してます(爆)
2010/5/11(火) 午前 7:19
たんぽぽさん、最近のカルトはすごいですよ。ε=(￣｡￣;)ﾌｩ
「マッチ売りの少女」ならぬ「偽マッチ売りのおばさん」
を使って、人のいい人間や悲しい人間を釣るんですよ。
昨年末ですけど、あたしのブログに「旦那が行方不明
で、ご飯が食べれません。旦那に連絡してください」と
いうカキコが入ってて、それでビックリしたんですけど、
話してみたら、株取引とかやってるおばさんでした。
株取引やってて、ご飯が食べれないってことはないで
しょうと言って、糾弾しまくりましたけどねｗ
で、あたしを洗脳しようと必死でしたけど、こちらは犯罪
心理学を学んでいたので、引っ掛かりませんでした。
それに引っかかった人を知っていますが、いま悲惨な
状態ですよ。
まあ、たんぽぽさんも早いうちに切り上げられたほうが
いいかもしれませんね。
話すだけでもストレス溜まるし、精神を毒されかねませんよ。
ｺﾅｲﾜｧ･･･*･.｡.:*･゜（n‘д‘)??ﾟ･*:.｡.:*･゜･*!!!!
2010/5/11(火) 午後 5:03
キューバて凄いですね。老人介護は、どうなんだろう？
有料老人介護施設は、強欲ですよ。
2010/5/12(水) 午前 4:33
私もシッコ見ました。すごいですね。。。「自由の国」は「拒否も自由」なんだぁ。。テレビで「アメリカはみんな個人的に保険に加入してるから国民皆保険には入りたくない。『個人』の国なので自分以外のために、ていう考えは薄い」みたいなことを言ってました。でも自分に子供がいても養子を迎えたり、ボランティアの精神も活発みたいだし。。。要するに「どういう国なのかわからん」っていうのが正直な気持ちです
2010/5/12(水) 午後 8:14
キューバは、医療と、国内自給率は充実してますね♪農村部での若者の定着率も高いようです・・・
それに比べて、中国の医療事情は・・・・・・・・
2010/5/15(土) 午前 2:09