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【グラニュース】


阿部、鬼門スタジアム初勝利狙う

2010年10月11日 紙面から

練習の合間に笑顔を見せる阿部(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは10日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習を行った。9日の天皇杯・札幌戦に出場しなかったDF阿部翔平(26)は17日のアウェー新潟戦(東北電ス)へ休養十分。リーグ戦で過去1分け5敗と苦手のスタジアムで初勝利を誓った。

 エネルギーは満タンだ。阿部は「休養十分ですね」と力強く宣言。増川、ダニルソンとともにフィジカル系のメニューをこなしてコンディションを整えた。

 有事に備えてベンチ入りした9日の札幌戦、この日のFC岐阜戦、ともに出場しなかった。もちろんケガではない。16日に再開するリーグ戦へ、ストイコビッチ監督が温存した格好だ。

 天皇杯では先月の2回戦・中京大戦でも、同じ理由で欠場している。リーグ戦では19試合連続フル出場中だが、指揮官の配慮もあり、「終盤に差しかかってきているけれど、今年は疲れを余り感じない。涼しくなってきたし、さらに走れる」と体調のよさを感じている。

 照準を合わせるのは17日のアウェー新潟戦。「あそこで勝てていない。悪い印象を払しょくしたい」と力を込めた。実はグランパスは、東北電スでのリーグ戦に一度も勝ったことがない(1分け5敗)。

 「先に点を取れず、そのままズルズルいってしまう」という鬼門で初勝利を挙げれば、首位争いをさらに有利に運べる。

 「今年はいろんな難しい場面を乗り越えてきた。どういう状況でも勝ちにこだわりたい。周りの期待もそこしかない」

 奥の手もある。「千代さんに聞く? それもいいかな」。昨季まで新潟に在籍した筑波大の先輩・千代反田にもアドバイスを求め、オレンジ軍団攻略の糸口をつかむ。 (塚田陽一郎)

 

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