そういうことだったのか。
先日サンフランシスコで行われたTechCrunch Disruptイベントの壇上、Google CEOのEric Schmidtがさまざまな話題について魅力的な講演を行った。しかし、最も興味深かったのは、自動車について彼が漏らした一言だった、「車がコンピューターより前に発明されたのは間違いだ」と彼は言った、「車は自分で走るべきだ。そうに決まっている。」
そしてなんと。実に驚いたことに、Googleはまさしくそれを可能にする秘密プロジェクトを遂行中なのである。
今日(米国時間10/10)のブログでGoogleは、自動車が自力で走行するための技術を開発したことを明らかにした。しかもそれは、コンピューター上でも、管理された研究室内でもなく、カリフォルニアの道路上でテストされた。「私たちの自動自動車は、訓練された操作員が塔乗し、マウンテンビュー事業所からサンタモニカ事務所を経由してハリウッド大通りまで自走しました。ロンバード通りを下り、ゴールデンゲートブリッジを渡り、パシフィックコーストハイウェイを通って、ついにはタコ湖まで行ってきました。全部合わせると走行距離は14万マイルを越えます。これはロボット研究において初めてのことだと当社は考えています」。とGoogleの技術者であるSebastian Thrun(同プロジェクトの申し子で、スタンフォードAIラボの長でもあり、ストリートビューの共同発明者でもある)が書いている。
さらにThe New York Timesにはもう少し詳しく、計7台の車が1000マイルを一切の人的介入なしで走行したことが報じられている(14万マイルの数字には、時折り人間による操作が含まれていたと思われる)。これらの車はトヨタ・プリウスの改造車である ― さらにAudi TTも一台含まれていた。
さて、どんなしくみで動いているのだろうか。この自動自動車は、ビデオカメラ、レーダー検知器、レーザーレンジファインダーを用いて周囲のあらゆる物体の位置を認識する(機器は屋根に設置されている)。そして、もちろん、Google自前の地図を使う。しかし、そのカギは?
このすべてを可能にしたのは、Googleのデータセンターで、そこでは地形のマッピングの際に車が集めた膨大な情報を処理することができます。
Googleは、このプロジェクトのためにDARPAチャレンジ(政府が主催する自律走行車レース)から選り抜きの技術者を集めたと言っている。また同社は、安全を考慮してこれらの車を無人で評走らせたいことも指摘した。不測の事態に備えて運転手1名、ソフトウェア監視のために技術者1名がが常に待機している。Googleは、地元警察にもプロジェクトのことを通知してあると言っている。
果たしてうまくいったのか。おそらくそうだろう。これまでに事故が1件あったが、それは他の車がGoogle車に追突した時のことだった。
Googleは、毎年120万人が交通事故で亡くなっていることに言及し ― この技術によってこの数を半分に減らせると同社は考えている。また、エネルギー消費も減り、人々の時間も大いに節減できるだろう。
きのう欲しかった。これは、いろいろな意味ですごい。
ただ、大喜びするにはまだ早い。「最も楽観的に見積もっても、この技術が実用化されるのは8年以上先だろう」とNYT紙は書いている。
追加情報:
- World-Changing Awesome Aside, How Will The Self-Driving Google Car Make Money?
- Google’s Self-Driving Car Spotted On The Highway Almost A Year Ago [Video]
[画像提供:NYT]
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
人間は必ずどこかでミスをする生き物だから、車は安全性の面で本来人類には早すぎる乗り物だ。
人類の手にあまるシロモノであるのならそれを「操作の正確さ」という方向で人を超える存在に操作されるのが望ましいだろう。
事故数半分とはいわず、ゼロをめざして頑張って欲しいと思う。
これが完璧な形で完成したらもはや免許は必要ないかもね。
自動だし、位置を入力するだけであとは座っているだけでいいからね。
「車は自分で走るべきだ。そうに決まっている。」、なんと力強いお言葉!
Streat view の人件費削減?
完璧な自走のために研究費を費やしているのではなく、デカイ携帯電話を作っていると思った方が良いのではないのか?
例えば、本人特定の車情報であれば、目的地まで到達するまでに、デジタイルサイネージの技術で屋外看板に瞬時にグルーポンのような地域の特売情報などを告知できる。
また、ジオメディア情報を提供する代わりに、来店頻度や走行距離による自動のポイントサービスを受けられる仕組みを作り出す事も可能。
車社会であるアメリカでは、携帯電話以上に車が生活とお金に密接に結びついているので、この分野をリアル社会で対応するのが重要だと認識しているのではないのか?
とうとう車が自動走行するようになるのか。楽観的に見積もって8年というけど、
10年先なんて結構すぐだからな〜。自動認識のブレーキシステムなんて序の口か。
そうなると自動車が精密にコントロールされるようにインフラ側も整備されるのか。
認識し易い標識とか信号とか道路のペイントとか。また土木特需がありそうだな。
>きのう欲しかった。
I want this yesterday.
だけど、直訳だと、何言ってんだか意味不明です。
「こういうのがもっと前からあればよかった。」
でしょう。
管理される社会 事故死を装うことも簡単になるな