株式日記と経済展望

株式をはじめ政治経済外交文化歴史などの論評です。

彼ら新聞記者の実態としては政治ブローカーのごとき役割をも果たしていた

2007年04月16日 | 書評

彼ら新聞記者の実態としては、情報提供者・情報幕僚として振る
舞い、時としては政治ブローカーのごとき役割をも果たしていた。


2007年4月16日 月曜日


官僚とメディア 魚住昭 著


魚住昭「官僚とメディア」 4月16日 bewaad institute@kasumigaseki

著者の作を読むのは「野中広務 差別と権力」に次いで2冊目なのですが、「野中広務」を読んだときに思ったとおり、著者は優秀なジャーナリストなのだな、と実感させる一冊です。検察に食い込んでいった様の描写など、プロとはかくあるべしと感心してしまいます。

しかしながら、本書の醍醐味は、そこにはありません‐あるいは、優秀なるがゆえに著者の狙いとは違った問題をも図らずも抉り出してしまった、というべきでしょうか。つまりは、優秀である著者であっても逃れられないということから、今のマスメディアの抱える問題の深刻さがあぶりだされてくるのです。

歴史は繰り返す

今なおメディアの世界においては、昭和初期の全体主義体制の確立に当たって、被害者意識のみを持つ人も多いように見受けられますが。

私がまだ共同通信の記者をやめる直前の『沈黙のファイル』の取材で、同僚と一緒に太平洋戦争開戦前夜の参謀本部作戦課の内情を調べたことがある。作戦課は陸軍大学校出身の超エリート参謀二十数人からなる陸軍の中枢機関で、国防方針に基づいて作戦計画を立案し、約四百万人の軍隊を意のままに動かした。

その作戦課の元参謀たちに「勝ち目がないと分かっていながら、なぜ対米戦争を始めたのか」と聞いて回ったら、ある元参謀がこう答えた。

「あなた方は我々の戦争責任を言うけれど、新聞の責任はどうなんだ。あのとき新聞の論調は我々が弱腰になることを許さなかった。我々だって新聞にたたかれたくないから強気に出る。すると新聞はさらに強気になって戦争を煽る。その繰り返しで戦争に突き進んだんだ」

この言葉は私にとってかなり衝撃的だった。というのも、私はそれまで新聞は軍部の圧力に屈して戦争に協力させられたのだと思い込んでいたからだ。それが事実でなかったとしたら、私たちが教えられた日本のジャーナリズム史は虚構だったということになる。(P126)


参謀に聞く前に気づけよ、という気がしないといえば嘘になりますが(笑。ついでに言えば、参謀本部作戦課が「約四百万人の軍隊を意のままに動かした」とは言いがたいことは、取材を通じて理解してほしかったような)、過ちては則ち改むるに憚ることなかれ、戦前を鑑として著者は自らの職歴を振り返ります。

佐々木によれば、新聞の親軍的記事はすべてが強制ないし暗黙の強制によるものではなかった。誘導の効果はいくらかあったかもしれないが、もともと親軍的な記者、軍にシンパシーを抱く記者、誘導を受け容れる素地のある記者はいくらもいた。それは軍に批判的な記者や記事が存在したことと同様にまぎれもない事実だった。

彼ら新聞記者たちは政官界の随所に濃密な人間関係を設けて食い込み、情報を物々交換することで、あるいは情報を通貨のように利用することで密着度を高めながら、実態としては情報提供者・情報幕僚として振る舞い、時としては政治ブローカーのごとき役割をも果たしていたという。

まったくその通りだったろうと私はかなりの確信を持って言うことができる。なぜかというと、戦後の記者である私自身が検察庁に「濃密な人間関係を設けて食い込み、情報を物々交換することで、あるいは情報を通貨のように利用することで密着度を高めながら、実態としては情報提供者・情報幕僚として振る舞」っていたからだ。

たしかに政官財界の腐敗を摘発する検察と、日本を破局に陥れた旧陸軍は違う。しかし、それは戦後の我々が陸軍を罪悪視しているだけであって、戦前・戦中の「親軍的な記者」たちにとって陸軍は今の地検特捜部のような「正義の味方」だったのだろう。(P127・P128)

これを読めば、きちんと歴史の教訓を活かし、今後は過ちを繰り返さないのだろうな、と考えるのが自然でしょう。

そして、昨年末に明るみに出た裁判員制度タウンミーティングの問題は、私の問題意識があながち見当外れではなかったことを示してくれた。この数年、マスコミの論調や世論がいつのまにか変わり、一昔前だったら反発を受けたに違いない国策(たとえばイラク派兵や教育基本法の改正、そしておそらくは近い将来に実現するであろう憲法改正)がすんなりと受け入れられる現象が相次いでいるが、その裏には政府や最高裁とメディアが一体となって仕掛けたプロジェクトがあったことが次第に浮かび上がってきたのである。(P210)

結局はわかっていないんですねぇ。自らがなしたことを含め検察報道について筆者が客観的に分析可能なのも、既に筆者が検察報道に対して批判的な立場(本書に何度となく出てきます)にあるからに過ぎなかったのだとwebmasterは思わざるを得ません。軍部や検察が陰謀を企んだからといって世論を好きなように動かせるわけではないと認識しながら、ではなぜ「政府や最高裁とメディアが一体」となればそれが可能と考えるのか、単なるご都合主義を超えるものではないでしょう。

「一昔前だったら反発を受けたに違いない国策」が「すんなりと受け入れられる現象が相次いでいる」のは、そのような陰謀論の帰結ではなく、世論が変わってきているからに他なりません。大衆の側にあると自らを位置づけておきながら、大衆から遊離している現実を直視するのは、確かに辛いことではあるでしょう。しかし、そこから逃げていては、いつまでたっても陰謀論の虜でありつづけるだろうとwebmasterは思います。ただ、対象が異なるだけで。

報道に貴賤なし

先の話と半ば重なりますが、仮に著者の認識が、軍部や検察だけなら世論を動かせないけれども、それにメディアが加われば動かせるというものですと、必然的にメディアの特権的能力を認めることになります。

と同時に、これは特に朝日新聞に顕著に見られることだが、自分たちは新聞人として特権的な地位を与えられているがゆえに普通の人間よりも高い倫理性を求められている、だから疑惑を招いたり、批判を浴びたりするような行為はしてはいけないのだという、いわばノーブレス・オブリージュ論とセットで語られることが多い。

(略)

そもそも報道とはそれほど神聖な仕事ではなく、情報という商品を不特定多数の消費者に売る仕事にすぎない。そして、その商品の原料である一次情報の約七割(これはあくまでも私の実体験に基づく推測だが)は、官庁もしくはそれに準じる機構からただで提供されるものだ。そういう意味で報道に携わることを恥とするならともかく神聖視したり、特権視したりするいわれはまったくない。(P172)

webmasterは、「そもそも報道とは・・・情報という商品を不特定多数の消費者に売る仕事にすぎない」との指摘こそ卓見だと思うのですが、どうやら筆者にとってはそうではないようです。多くの場合において官庁等からの情報を右から左に流すだけだから「売る仕事にすぎ」ず、「恥とす」べきものだと。逆に言えば、独自取材に基づき巨悪とやらを告発するような報道は、それを「神聖視」「特権視」と呼ぶかどうかはともかく、社会的に意義深いものだと考えているのでしょう。

しかし、そうした報道を含め、すべての報道は「情報という商品を不特定多数の消費者に売る仕事にすぎ」ず、売れない商品は市場から退出せざるを得ません。先の例で言えば、「一昔前」の「反発」は、既にマスを対象とするものとしてはその商品価値を失ってしまっているからこそ、少数派に転落しているわけです。筆者の政治的立場には批判的なwebmasterではありますが、少なくとも筆者が現状を憂うのであれば、もう少し「商品」の売り方を考えた方がいいのでは、と老婆心ながら。

#右から左に流す仕事を神聖視・特権視しているメディア関係者よりはましであることは否定しませんが。

さらに付け加えるなら、現在のメディアに対して広く見られる不信感は、そうしたメディア側の姿勢がどうか以前に、メディア自身がエスタブリッシュメントの側にあると大衆が見ている(実際にそうかどうかは二の次)ことに根源があるわけで、つまりは官僚不信や政党不信と同種のエスタブリッシュメント全般に対するものの一部に過ぎません。官僚や政党は、それに有効に対処しているかどうかはさておき、少なくとも自覚はしているとは思いますが、メディアにその自覚はあるのでしょうか?

報道の生産性

これまた続きのような話ではありますが。

私は読売を取材してはじめて、共同通信で起きた出来事の意味をはっきり知ることができた。もちろん共同には渡邉氏のような怪物はいない。しかし、ミニナベツネともいうべき上司なら掃いて捨てるほどいた。彼らはジャーナリズムの精神とは無縁な存在だった。彼らの害毒は一線記者たちの心を蝕み、職場の空気を荒廃させていた。

そんな幹部連中に限って「訂正を出すな」「速報が遅い」「経費を節約しろ」と口やかましく部下たちを叱り、管理統制を強化して記者たちを萎縮させていた。おかげで社内の自由な空気は失われ、記者たちが相互に分断されて、組織全体がもの言えば唇寒しの空気に覆われるようになった。

しかし、組織の変質を許してしまったのは他ならぬ私たちだった。私自身が上司らの理不尽な行為に遭遇したとき、彼らの責任を徹底的に追及できず、逆に泣き寝入りしてしまうことが多かった。たぶん同じようなことが他のメディアでもこの半世紀の間に何百回となく繰り返されただろう。

そのたびに本来のジャーナリズム精神(それはとりもなおさず戦後民主主義の理念でもある)が少しずつ失われ、職場の荒廃が進み、権力の暴走をチェックする機能が衰退していったのだと思う。(P53・P54)

(略)

ところが、それから20年後、私が退社するころには共同通信の空気は一変していた。もの言えば唇寒し。記者たちは一人ひとりが孤立させられて何も主張できなくなり、言いようのない虚無感と倦怠感と疲労感が職場全体を覆っていた。入社当時とはまったく別の会社になってしまったなというのが私の実感だった。

なぜそうなったのか。自分のふがいなさを抜きにして言わせてもらえば、20年の間に2倍も3倍も仕事が忙しくなり、記者たちには考える余裕もなくなった。それと並行して「他社に抜かれるな」「訂正を出すな」「経費節減しろ」といった指令がのべつ幕なしに現場に降りてくるようになった。結局、労働強化と管理強化が組織の活力を失わせ、記者たちが本来持っているみずみずしい感性や想像力まで奪い去ってしまったのである。(P174・P175)

このような感慨も、筆者が本当に「そもそも報道とは・・・情報という商品を不特定多数の消費者に売る仕事にすぎない」と思っているのであれば出てくるはずもありません。マスを相手に競争市場で事業を営んでいる企業であれば、欠陥品を減らす(=訂正を出すな)、ライバル社の製品に対抗する(=他社に抜かれるな)、工期を短縮する(=速報が遅い)、経費を節減するなんてことは、当たり前のように行っていることだからです(霞が関の住人に言われたくはないでしょうけれども)。

ここでの筆者の嘆きは、端的にはラッダイト運動にも似た、資本の論理に対して古き良き牧歌的な職場環境を追憶するものに過ぎません。いくら「情報という商品を不特定多数の消費者に売る仕事」といったところで、「本来のジャーナリズム精神」「記者たちが本来持っているみずみずしい感性や想像力」などという言葉が出てくるようでは、その意味するところをわかっておらず、芸術家か何かと自らを勘違いしているのでは、と疑われて当然でしょう。

客観的に見れば、かつての言論市場は不完全競争で、大手マスメディアはレントを享受していたがゆえに、生産性を低める要因である「本来のジャーナリズム精神」「記者たちが本来持っているみずみずしい感性や想像力」といった無駄を抱え込んでいられたのだということになります。情報流通のさまざまな流れができてくる中で、そうしたレントが失われ、他産業なみに効率化が進行していった現場が、筆者が上記引用で描いた状況なのです。

冷たい言い方になりますが、2ちゃんねるなどでよく言われる、余計な解説はいらない、一次ソースをなるべく歪みなく知らしめることがマスメディアの役目だ、という主張は、まったくもってそのとおりだということになります。「本来のジャーナリズム精神」「記者たちが本来持っているみずみずしい感性や想像力」なるものに本当に価値があったのであれば、先にそれらを失った共同通信はとっくに倒産し、あるいは後になるまでそれを持ち続けた朝日新聞がもっと部数を伸ばしていてしかるべきなのですが、現実はそうなってはいません。

それが、市場が出した答えなのです。



(私のコメント)
現代史を研究する上で、なぜ日本が負けると分かっているような対米戦争に踏み切ったのかという答えがいまだに不明確なのはなぜか? 温家宝首相の国会演説によれば日本国軍部の組織的計画的犯行だということですが、はたしてそうだろうか? むしろ当時の国民世論のほうが主導的に主戦論を持っており、もし天皇や軍部が中国からの撤退を決断したら国民はそれを許さなかったのではないかと思う。

当時の世論は「暴支膺懲」であり、当時の国民は中国における日本人に対する暴力行為に怒っていたのだ。現在の北朝鮮による拉致問題を見ても分かるとおり、日本人はおとなしい国民だがいったん怒り出すと止められなくなってしまうようだ。もし現在の中国で通州事件のような数百人の日本人が殺されたらどうなるだろうか?

温家宝首相は日本が一方的に侵略したというが、共産党の陰謀かもしれないが日本人を挑発するような日本人襲撃事件が相次いだ。それに対するスローガンが「暴支膺懲」であり、中国人を懲らしめろという世論が大きかった。当時の新聞などを見ればそれは一目瞭然である。

北朝鮮による日本人拉致問題も、日本人の怒りが行き過ぎれば「金正日の北朝鮮をぶっ潰せ」というところまで行くかも知れない。しかし北朝鮮を潰したところで日本には何のメリットもない。責任を取らされて経済援助の金額が大きくなるだけだ。だから「暴支膺懲」も行き過ぎたスローガンであり、過激な国民世論が軍部を暴走させた原因だ。

東京裁判では戦争を煽った新聞社は起訴されなかった。朝日新聞も読売新聞も毎日新聞もなんら責任を追及されずに幹部が追放されただけだ。しかし犯した罪の大きさから言えばA級戦犯よりも罪は重い。GHQはなぜ戦争を煽った新聞社を処罰しなかったのだろうか? GHQは新聞社を処罰しない代わりにGHQの検閲制度に協力させて日本人の思想改造に使ったのだ。

しかし軍部と親軍的な新聞記者たちだけで世論は誘導できるものなのだろうか? 新聞といえども商売だから読者の喜びたくなるような記事を書いたほうが売れる。「戦争反対、日本軍は直ちに中国から撤退せよ」と当時の新聞が書いたら国民からの反発が強かっただろう。

国民投票法案も大きな問題にならずにすんなりと衆議院を通過しましたが、数年前までは法案審議もままならない状況だった。北朝鮮が核武装するなどの影響で根底的に国民世論の流れが変わってきている。外務省や朝日新聞がいくら左翼的なことを書きたてても国民の反発があるように、官僚とメディアだけでは世論は誘導できない。

新聞にとっては売上げ部数が命だし、テレビでは視聴率が最優先される。新聞テレビではコマーシャル収入が大きなウェートを占めているし、市場シェアがCM収入に繋がる。朝日新聞の左翼路線が売上げに大きく影響してくるようなら朝日新聞は論調を変えるだろう。マスコミの新中国路線も反日デモのようなことが繰り返されれば新聞テレビは方針を変えるだろう。

戦前においても現在においても商業主義的でありすぎて、売上げ最優先となり、管理統制が行過ぎて、ジャーナリズムの精神が失われてしまった。商業主義とは関係のないブログでもアクセスすを増やす為にクマエリのように放火事件を起こす女性も出てくるなど、ブログやマスコミといえども世論に迎合してしまう事は避けられない傾向だ。

「株式日記」でもその点は注意して世論に迎合せず、あくまでも正確な予測と正しい現状認識を深めていく事に務めて、時代が変わっても批判に耐えうる記事を書いていこうと思っています。だから10年前のバックナンバーも公開して読めるようにしてあります。現在ではまだ受け入れられない意見であっても将来においては正論であったと言われるような事を書いていきたいと思っています。

大手の新聞社やテレビ局などはどうしても商業主義が優先して、部数競争や視聴率競争に明け暮れている。新聞記事は事なかれ的になり、テレビはバラエティー化して一億総白痴化させている。戦前の教訓がまったく活かされずに「社会の木鐸」の精神は失われてしまった。

最近の分かりやすい例で言えば「ホリエモン」に対する評価についても、起訴される前はマスコミは彼を時代の寵児として持て囃して、衆議院選挙に出るまでになりテレビは連日彼の行動を報道した。刺客と称する女性候補も連日取り上げて、小泉内閣は歴史的大勝利をあげて300議席に迫る結果を残した。戦前の大政翼賛会選挙を連想させるものだった。

「株式日記」では郵政民営化法案に反対して小泉内閣を批判した。郵貯を外資に売り払うのではないかという疑いがあったからだ。5月からは三角合併が解禁されて外資に日本企業が買収される事が多くなるだろう。さらにマスコミは郵政民営化法案の本質に触れようとはせず、郵貯の340兆円を外資が狙っているという事は意図的に封印をしてしまった。

最近では新聞記者が果たすべき「社会の木鐸」をブロガーたちが行なっている。ブログの方が主義主張がはっきりしていて分かりやすいからだ。だからブログにマスコミが引っ張られて後をついて行く様な現象も見られる。ネット社会では新聞もテレビもジャーナリズムの担い手としては終わったのかもしれない。



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17 コメント

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Unknown (とおる)
2007-04-16 15:12:16
> 当時の国民は中国における日本人に対する暴力行為に怒っていたのだ。

これは、現在で言うテロですよね。
中国やソ連の工作員が国会議員・政権・官僚に食い込んで中国大陸への戦争に引きずり込まれたという話もあります。
中西輝政 著「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AF%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8-%E4%B8%AD%E8%A5%BF-%E8%BC%9D%E6%94%BF/dp/4569648444/ref=sr_1_1/249-2336203-6389919?ie=UTF8&s=books&qid=1176703731&sr=1-1
のコメントも聞かせて下さい。
一方的に侵略と言われるのには違和感があります。
暴露されたCIA (キシンジャーの秘密)
2007-04-16 15:32:17
江田島孔明はキシンジャーの部下だ−1
2007-04-14 / Weblog
江田島孔明氏はフリーの国際情勢評論家と言うふれ込みだが?
1.核武装論はユダヤの参謀キシンジャーと江田島孔明は同時期に喚くが?
http://blog.goo.ne.jp/kitaakari1948_1948/d/20070414
ブログが本当に社会の木鐸になるには何が必要なのだろう? (秋の空)
2007-04-16 16:17:03
答えは『一次情報の検索と複数の二次情報の客観的な評価の場』になれるかどうかにかかっているような気がしてるんですけどね。国家権力ってのは情報を掌握することでもありますから新聞マスコミでもブロッガーでも問題の本質は変わらない。そのことがわかってないブロッガーさんとそうでないのを見分ける、何を信じるか信じないのか、読者の自己責任と実力ということになりますな。

何はともあれ今回の(引用の)引用の魚住先生の歴史観には仰天しました。帝国陸軍ってのは確か自前の〔小型?)空母をもっていた世界的にも類例のない軍隊だったと思いますが、彼らがどんなに逆立ちしても真珠湾奇襲作戦は実現出来ない。幼稚園児でもわかる理屈です。海軍と外務省が結託してやった亡国の開戦責任ってのを戦後60年を過ぎてもわかってない人がいるんですね。海軍と外務省がA級戦犯にならないんですから新聞社が起訴されるわけがない〔笑)。

シナ大陸での帝国陸軍・日本の悪戦苦闘・失敗と、対米戦争は本来別のもの。アヘン戦争の昔から自らの違法行為、国際法無視を『他国の侵略』という大嘘でごまかし続けてきた近代人類社会の敵に何で日本の国家で演説をさせるんですかね。

そのシナのエージェント、キッシンジャー君は、今、ブッシュ大統領の外交指南役。対する日本、キッシンジャーの策謀に、外務省の岡崎ドクトリンは遠く実力が及ばない。現在の日本のおかれている状況はそんなところですよね。今ほどリアリズムに徹した情報分析が必要なときはないと思います。ブロッガーの真贋がわかるときですよね。








ブログとネット世界を変える (世界を変える)
2007-04-16 16:22:12
http://my.shadow-city.jp/?eid=407665#comments
タイから陶芸を勉強しに来る人もいる。
おいらの知人のタイ人は、日本の人間国宝に弟子入りして日展に入選したよ。
チェンライでは唐津焼きっぽい、良い土が採れる。
野次馬 | 2007/04/16 3:57 PM
Comments
ベンジャミンさん、もう数年前からあなたの著書を拝読しております。

正直なところ、私は、あなたがよく指摘する国内政官ヤクザ政治の腐敗ぶりや911事件がヤラセだったことを、おそらくあなたよりも早く認識していたと思います。それでいながら、それを表現できずにもどかしい思いをしておりました。というのも、私のような名もない人間が表現できる場は限られているし、そのような権威無き人間の発言を誰も真に受けるはずはないと思われたからです。

ですから、ベンジャミンさんが外国人という立場で、日本社会の暗黒面に対し鋭く切り込み、真実を赤裸々に伝えようとする姿勢には、何かこう、胸の支えが一気に無くなるような爽快さを覚えるだけでなく、思わず拍手を送りたくなります。

しかし、ベンジャミンさん。ヤツらは本当に、しかも簡単に人を殺します。
私は、謀略に関する様々な情報を、ある情報機関(旧日本軍系)の元メンバーを通して得ています。その方ですが、以前、自分の親は殺されたのだと言っていました。家に帰ったら首を吊っていたそうです。自殺する理由も無かったので、警察に事件として捜査をお願いしたそうですが、一切取り合ってくれなかったそうです。彼の親御さんは、欧州の重要人物と非常に太いコネクションを持つ方だったそうですが、あの悪名高い超大国の機関とは、利害が対立することも時々あったようです。ですから、私の知り合いも、警察の対応を見て、すぐに「殺られた」ことに気が付いたそうです。

あの機関は、日本の警察と結託して、平気で邪魔な人間を殺しにきます。マスコミに逃げても、一部の出版社などを除けば(と信じたい)、マスコミもヤツらの監視下にあるので、そのまま黙殺されるか、植草さんのように社会的に抹殺されるのが落ちでしょう。

出版社などが信じられない例として自分の事を少しお話しましょう。
1936年の2・26事件をベンジャミンさんもご存知でしょう。そう、日本で起きた最初のクーデターです。その事件について、ある個人的関係より、歴史の教科書には絶対書かれることのない事実を知りました。私はこの裏話にたいへん興味を覚え、他にこの事実を知る人がいないか、東京麹町にある出版社に問合せをしました。同事件に関する松本清張氏の著作を出版した、あの有名出版社です。

結果は、残念ながら何も回答を得られませんでした。その時は、あまりに突飛な話なので相手にされなかっただけだろうと思っていました。そして、それから2週間位たった頃でしょうか、私の家が空巣に入られたのは。

勤めから家に帰ると、窓が壊され、はっきりと空巣に入られた後があります。ごく普通に驚き、警察を呼び、そして、実況検分が行われ、調書をとられました。5本指の指紋もしっかり採られました。しかし、不思議なのは、盗られた物が何もないこと、戸棚や引き出しに荒らされた後がないことです。現場の警察官もそれには少し不思議がってました。

ジャーナリストのベンジャミンさんだったらもうおわかりのように、無人の部屋に入り、目立った痕跡を残すことの意味を、私もその時ふと思い出しました。もっとも、そうではない、ただの偶然であることを、今でも祈っているのですが。

ベンジャミンさん、私はあなたが、社会悪に挑む姿勢を本当に尊敬しています。ですから、いつまでも我々と共に生きて、闘って欲しいと思っています。お願いですから、一人死に急ぐ愚だけは起こさないでください。こんな世の中ですが、徐々にでも、人々は気が付き始めていると、私は直感しています。世の中が気づき、変化するスピードは、人の一生よりうんと長いものであると私は思います。おそらくあなたやあなたと同世代の私は、悶々としてこの世を去るかもしれません。しかし、後の世代が変革を成し遂げてくれるなら、それで良いではありませんか。今は、我々の周りの人間、それも後世代の若者をヤツらの洗脳から守り、正しい知性と教養を彼等の意識のなかに植えつけることが、最も大事なことと考えます。

蛇足ながら「ユダヤ・キリスト教『世界支配』のカラクリ...」は良い本でした。ストレートな暴露本も事実を気が付かせるのには重要ですが、「良くものを見る・考える」習慣を人々に啓蒙しなければ、世の中は混乱するばかりです。もう、暴露爆弾は充分投げ込まれたでしょう、ベンジャミンさん、これからはぜひ、人間の知性・品性を再生する事業にとりかかりませんか?

Posted by: ddd | April 13, 2007 at 10:08 PM

新聞記者の怪死は統一協会の実行部隊で間違いないでしょう。

メールはそのたびに公開されるとよいと思います。ご活躍を祈ります。God Bless you.

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/538.html

潜水艦の基地、ペナン | 2007/04/16 4:18 PM
Unknown (shiina)
2007-04-16 21:30:26
報道をする人たちからすれば、報道しない事実を持っているという気持ちから、特別な存在と思ってしまうのでしょう。記者クラブにだけ教えて、一般には報道させないのであれば、最初から記者も含めた部外者には一切教えなければいいのにね。
(ナ○ツネさんは、いかにもGHQの協力者という感じですよね。)

いまどきのようなインターネットで簡単に一般向けに伝達する時代であれば、特に報道記者などは必要なくて、政府や官庁や警察などが、一次情報を直接発信すればいいと思いますよね。

テレビや新聞だと、どうしても時間や紙面の制限で、情報の取捨選択が一方的に行われてしまうのと、トップニュースや1面の記事を見るというか、見させられるというか、いわば人々が受身の姿勢に陥りがちになるのは問題だと思います。

最近はテレビを見なくなったり、新聞も見なくなったりする代わりに、積極的に情報を得ようとする姿勢を少しでも多くの人に持ってもらいたいと思います。
とおるへ (Unknown)
2007-04-16 21:40:22
本を紹介するなら、アマゾンでなく紀伊国屋とかにしろよ!
画面が見にくいだろ。
昭和天皇 (Unknown)
2007-04-16 21:52:35
>むしろ当時の国民世論のほうが主導的に主戦論を持っており、
もし天皇や軍部が中国からの撤退を決断したら
国民はそれを許さなかったのではないかと思う。

これに限らず、天皇が決断したら当時の国民はそれに従った。
死んだ親父がそう言っていた。
西尾幹二氏も現在の感覚で歴史を見るなと。
炎上するマスコミ (カートマン)
2007-04-17 00:07:56
江田島孔明はキシンジャーの部下だ−1
2007-04-14 / Weblog
江田島孔明氏はフリーの国際情勢評論家と言うふれ込みだが?
1.核武装論はユダヤの参謀キシンジャーと江田島孔明は同時期に喚くが?
http://blog.goo.ne.jp/kitaakari1948_1948/d/20070414
CIA情報 | 2007/04/16 3:35 PM
「ペ〜チン五輪に備え街を美化する為に、ハエを一匹2元(30円)で買い取る」とか言う奇特なポコペンの事が話題になってますね。
ポコペンが一銭の得にもならないボランティアをするとは思えません。どんな目論みがあるんでしょうか。

知らず者 | 2007/04/16 4:49 PM
最近EU製の偽装品として、イタリア辺りで中国産乳製品が横行してるとかしてないとか。
それは措いといて、中華街は単にその国に寄生するだけでなく、本国政府のエージェントや黒道の草が混じっているというのはデフォでは?
蛞蝓 | 2007/04/16 6:46 PM
そう言えばちょっと前に、放っておいても勝手にできる中華街をわざわざ誘致しようとしていた県知事が東北の方にいたような気もするんだが、もう過去の人ですか。

対馬海峡の鯨は尾びれに赤い星のマークが付いているのですぐ判るらしいです。
方向指示器 | 2007/04/16 8:58 PM
http://www.weblio.jp/content/%E7%BE%A4%E7%8B%BC%E6%88%A6%E8%A1%93

 連山によれば、野次馬サンは「ウルフ・パック(群狼戦術)」を提唱したカール・デーニッツ(Karl Dönitz)ってトコになるのかな? 捏造TBSを疲弊させ、放送貴族を兵糧責めにしなくっちゃね。 個々のブロガーが発信する情報で赤坂天領地を炎上だ。
もりへー | 2007/04/16 10:44 PM
コメントする
340兆円の謎 (ひよこ)
2007-04-17 00:47:14
せっかくいいお話なのに、最後でTORAさんが郵貯の340兆円のお話を出すと、萎えるんですけど。

340兆円だろうがなんだろうが、民営化した後の株は商品なんだから、売るに決まってるじゃないですか。売るほうは、売ったほうがいいから売るんです。国民が、「いい物が外資に取られる」と思うんなら、自分たちで安いうちに買っておけばいいんじゃないでしょうか。そうすれば株式は値がつりあがるから、外資も損してまで買おうとおもわない。郵貯が信頼ならないなら、資金を引き上げればいい。

さらに、郵貯のお金をそっくりそのまま外資に渡すわけじゃなくて、会社を株式化するんだから、国民がその株を買って防衛しようと思えば買えるわけです。

その340兆円がどういうルートで、誰が買って、いつ取引されたかの具体的証拠を示さないのに、「340兆円が取られる」なんて言ってるんじゃ、おかしいですよ。格調高いブログを目指しているなら、340兆円陰謀説が言うところの具体的なプロセスをきちっと示してください。
Unknown (Unknown)
2007-04-17 01:38:36
>ネット社会では新聞もテレビもジャーナリズムの担い手としては終わったのかもしれない。

*放送法の改正案が4月6日に総務省から国会(衆議院)に提出されています。【http://www.clb.go.jp/contents/diet_166/reason/166_law_094.html】これによって多少は体質が変化する可能性は出てくると考えられます。日本のメディアは新聞・放送業界が同一資本による同族支配、官業癒着(ストーカー)による利権産業、業界内の競争原理の不在等の特徴が存在します。この点が改革されればまともな紙面が期待できるかもしれません。
昭和天皇・西尾幹二・郵政民営化 (秋の空)
2007-04-17 02:45:59
>これに限らず、天皇が決断したら当時の国民はそれに従った。死んだ親父がそう言っていた。西尾幹二氏も現在の感覚で歴史を見るなと。

そのとおりですよね。『(ばくち打ちの連合艦隊司令長官を制止できなかった)永野(軍令部長)をクビにできないか』っていったのは天皇だったんですけどね。

郵政民営化なんですけど、正直にいって反対派も賛成派もリアリズムから乖離しているような気がしてます。

西尾幹二氏は郵政民営化反対の急先鋒ということになってますけど、彼のいっていることは(ホントは)少し違う。『民営化は実は(本物の)民営化になってない。330〜340兆円のうち、304兆円は既に国債として貸し出し。そのうち約100兆円は不良債権化。外資にとられるとかとられないかという議論以前の重大な問題あり。改革は必要。しかし改革すべきは財務省であって郵政ではない。民営化するなら他の民間企業同様の外資規制をやれ』ってなことを彼はいっておられますな。この方に比べると陰謀説の反対派、賛成派の人、両方とも本当にわかっているのかいな?という気が当時しましたな。

民営化法案、自由(市場)主義経済、本家本元のイギリスあたりだったら絶対に通らない欠陥だらけの法案だったと思います。やるなら財務省を民営化しろというのは冗談ですが、自由(市場)主義経済とは程遠いところで民営化賛成・反対の議論をやっているのが痛いですよね。外交安全保障問題で親米・親中の二律背反・視野狭窄の議論をやっているうちに気がついたら見事に米中両国に足元をすくわれるのと似てますよね。

小泉純一郎を日本のロイド・ジョージと見抜いたのは中西輝政氏と別宮暖朗氏の二人。郵政に反対するならちゃんと離党して政権奪取を目指せっていったのは西尾さん。郵政賛成も反対もない、本物は本物、偽者は偽者っていうのが、ブログ読者の当時の率直な感想でした、ハイ。



派の方々にも失望しましたな。
Unknown (Unknown)
2007-04-17 03:50:47

<米国>バージニア工科大で発砲 21人死亡、21人負傷
 【ワシントン和田浩明】米南部バージニア州中部ブラックスバーグのバージニア工科大学で16日午前、発砲事件があり、地元警察によると学生ら21人が死亡、21人が負傷した。容疑者1人は射殺された模様だ。発砲は校内の2カ所で発生しており、地元警察は他の容疑者の有無を調べている。(毎日新聞)
Unknown (双眼鏡)
2007-04-17 12:40:22
登山家が何故山に登るのかを問われて、「そこに山があるからと答えた」という。日本の金融資産が目立っていて、ニンジンのようにぶらさがっていたから目を付ける者もいた。実際に英フィナンシャル・タイムスにそんな記事が載ったこともありました。関岡英之氏によれば、年次改革要望書で簡保の民営化を迫り、その100兆円規模の市場を狙っていたのは間違いないようです。現在でもアヒルがガアガア騒ぐ度に国民の金融資産が少しずつ流出しているわけです。民営化した郵貯会社は外債で資金を運用するのは間違いないでしょう。日本国債よりも米国債の方が運用利回りが高い。そういう意味で資産は流出すると思います(日本側に残るのは米財務省証券という紙切れ)。郵政省や郵政公社のうちは資金が流れても、日本の国債原資に充当されるなど意味が無かった訳ではない。国内で郵政資金が還流していたことになる。財投の無軌道な資金運用で郵貯に穴を開けていたことを、西尾先生以前に指摘していたのは、殺された石井紘基議員でした。郵政公社が国民資産を食い潰せば、当然賠償義務を負うし政府も只では済まないでしょう。では民営化した郵貯会社が巨額の不良債権を抱えて倒産したらどうなるでしょう?





秋の空さんへ (ひよこ)
2007-04-17 15:56:11
このブログは新しい投稿があれば古いのがすぐ埋まってしまうのが難点ですな。

民営化すると国債の償却に充てるのは当然のこと。分離化というべきか。JRでも国鉄の抱える借金を押し付けることによって国の負債を分離しましたよね。一部が不良債権化、という内容については初めて聞きましたが、それならそれを外資が欲しがる理由をなおさら聞きたいですな。


まぁ私は郵政民営化に諸手を上げて賛成というわけじゃないですけど、国の財政が行き詰まったら、民営化に走るというのは王道でもあるわけです。アルゼンチンなどはそれで確か80年代だかの不況を脱しているわけで、小泉氏がアメリカと結託して日本を売るなんていうのはちょっと結論が早すぎると思います。

では全て民営化すれば後は全てよしかというと、そうではなく、民営化におけるプロセスを重要視しないと、成功するものもしなくなってしまいます。340兆円を丸ごと簡単に考えるのではなく、分けて考えなくてはならない。その法案とその実行プロセスを眺めて初めて評価が下せるわけです。そこを「340兆円が外資に」なんて簡単に言う人がいると私は怒っちゃうわけです。まともな批判なら私だって聞いて、郵政民営化に反対までしちゃうかもしれません。


小泉氏がロイド・ジョージという考えだけは秋の空さんに組しませんな。小泉氏の登場によって、国民は政治に参加する気になった。掲示板でもテレビ番組でも皆が話すようになったし、政治の話をしてもかっこ悪いなんていう風潮がなくなった。これは大衆政治を遂行する際に必要不可欠の要素を小泉氏が与えたことになると思いますよ。国民の人気取りとすぐに批判がありますが、裏を返せば国民の人気を考えなかった指導者は、愚民政策を取っていたということでもあります。
首相に人気がでるとすぐにロイド・ジョージに例えはじめる中西氏はどうかと思いますね。そこは精査が必要じゃないでしょうか。

なんだか支離滅裂だな、こりゃ。もともとジャーナリズムに関するお話だったので、これにて失礼。
ひよこさんへ (秋の空)
2007-04-18 05:50:59
レスありがとうございますと言いたいところですが、私のコメントはひよこさんに当てたものではなかったので、ちょっと意外でしたね。私のいいたかったことは逆で外資が欲しがるとかなんとかの(怪しげな)議論に飛びつく以前に財務省に責任のある不良債権化の問題をキチンと論じなければ大変だよ、あの小泉批判の急先鋒の西尾さん(さえ)も、単なる小泉批判に終わることなく、この辺の事実関係はおさえているよ・・という意味です。ひよこさんに当てたコメントではないですよ。もっとも少なからずの人がこの問題を無視して郵政民営化賛成論をぶち上げているみたいなのでそれに対する皮肉は書きましたけど。

>それならそれを外資が欲しがる・・・
>小泉氏がアメリカと結託して日本を売る・・・

とは考えていないので、私にあてたコメントとは思わないことにします。(上の双眼鏡さんお外債運用で資金が流出の話はまた別ですけど)。

逆にロイド・ジョージのことはひよこさんのお考えがわかっておもしろかったですな。ただこの話、長くなるのでTORAさんにはご迷惑かもしれませんが一言だけ。ひよこさんはロイド・ジョージ(イコール)大衆政治(の達人)の発想で論じていらっしゃいますが、私は全く別のことを考えてるんですな。ロイド・ジョージが遂行した第一次世界大戦時の英国の国家戦略のことなんです。確かに中西さんは『宰相小泉が国民に与えた生贄』なんていう学生運動家の演説みたいな論文を書いていたりしました(したがって私は今の彼には批判的なんですよね・・・吉崎達彦氏が彼のことを批判する何倍も・・・笑)。ただ中西さんは、そのはるか前に小泉さんが首相になった頃に、ロイド・ジョージを引き合いにだして国家政策の迷走の危険を唱えてました。集票を読むについては異常な才能を有する、政界の一匹狼が党執行部・党主流派に反旗を翻して一気に政権奪取。しかし政策は支離滅裂。

日米同盟強化をうたいながら核問題を重視する同盟国を無視して日朝国交回復に走る。逆に拉致被害者奪回の行動は起こさない(これほど米国人から見て不可思議な行動はないんですよね)(単なる)反米の愚か者を外務大臣にする。靖国神社行ったこともない人間がにわかに靖国問題を外交上の駆け引きにつかう、などロイド・ジョージ顔負けのでたらめさ。この辺が
問題だと思ったわけです。まあこの話は長くなるのでやめときますが。とりあえずこれにて。


Unknown (ひよこ)
2007-04-18 11:14:27
どうもどうも。有難く読みました。ここは埋もれていますので、またお会いしましょう。
「反日」+「日本軍の犯罪」について (t2-ccv)
2007-05-03 16:16:36
「反日」で生きのびる中国(鳥居民:草思社)を読むと、「反日」は中国の内政問題として生じたと考えるのが素直だと思います。

また、「日本軍の犯罪」(虐殺?等)については、「0」か「30万」かという議論になりがちですが、湖南戦記(小平喜一:光人社)を読むと、こういう迷惑もかけたんだなー、「0」でも「30万」でもなさそうだーと言う気にさせられます。
大戦末期には、陸軍刑法は、十分には機能していなかったように思われます。

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