キツツキのドラミング

思い付くまま気が付くまま・・

昔も今も「ノミキン博士」はいる=池部鈞氏のエッセーを思い出して

2010-05-16 09:11:59 | Weblog
池部良「青い山脈」主演の二枚目俳優だがもう92歳お元気のようだ。50数年前有楽町でお見掛けしたが長身でスマートだったのを覚えている。母親が岡本一平の妹だからあの「芸術は爆発だ」の岡本太郎と従兄弟になるが全然似ていない。父親の池部鈞は風刺漫画家でエッセイも達者だった。昔高校の図書館の蔵書に著書があり読んだ記憶がある。その中に「ノミキン博士」の風刺があった。世人は博士と言えば何でも尊敬して有難がるが「蚤の睾丸」を研究しても博士になれるという世事に疎く、世の中の役にも立たない研究、所謂専門バカを皮肉ったものだった。
政府は諮問というと直ぐ識者とか有識者或いは学識経験者という手合いを引っ張り出す、先日の仕分けにも登場した。連中は与党の御用学者が多くあわよくば大臣になれたり役職に付ける旨みがあるから揉み手で御説ご尤もで提灯を持った意見を述べる、そしてテレビに出ればしたり顔して喋りまくるが内容は殆ど空疎だ。経済学者が経営に手を出しても多くは失敗している、いい例が各大学が投資なのでしくじり巨額の赤字を出した。「そごう」も駄目にした、学者で成功したのは森ビルの森氏位だ。専門バカは視野狭窄だから娑婆が見えない大勢も判らぬ己のトンチンカンにも気が付かぬ。写真はカラーの葉脈、自然の造形は素晴らしい。ポッポの動脈は硬化し梗塞しており脳に血液が流入しない重態だ。
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