独島:韓日、06年に銃撃戦寸前だった=産経新聞

 韓国と日本が、2006年に独島(日本名:竹島)近海で銃撃戦になる寸前だった、と産経新聞が10日報じた。06年に韓国が独島周辺の海洋調査を行った際、日本が妨害しようとし、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、日本の巡視船に対する威嚇攻撃命令を内密に下したという。

 同紙によると、当時日本の官房長官だった安倍晋三元首相が9日、拓殖大学で行われたシンポジウムで「06年7月、韓国海洋研究院の独島周辺調査を阻止するため、海上保安庁の巡視船を送ったところ、周辺の海域に韓国海軍の艦艇が派遣された。盧大統領が、内密に威嚇射撃命令を出した状態だった」と話した。さらに、「海洋調査を阻止した場合、起こり得た銃撃戦を憂慮し、官房長官だったわたしの判断で巡視船の阻止活動を中断させた」と話した。

 韓国政府は当時、日本の巡視船をけん制するために海洋警察庁の三峰号(5000トン級)など、警備艦2隻を派遣していた。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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