(CNN) パキスタン当局が隣国アフガニスタンに展開する北大西洋条約機構(NATO)軍ヘリコプターの越境攻撃を受け、同軍への主要な物資補給路を封鎖していた問題で、当局は10日朝、封鎖を解除した。
封鎖されていたのは北西部トルカムの検問所。地元警官によると、物資を運ぶトラックは通関手続きを経たうえで自由に通行できる状態となった。
パキスタン当局は、先月末にNATO軍の越境攻撃で軍兵士2人が死亡したとして、この補給路を封鎖していた。NATOと同国の調査チームは、兵士らは自分たちの存在を知らせるために警告射撃を行ったが、ヘリの乗員が武装勢力と誤解して射撃したと結論付けている。
トルカム封鎖中も西部チャマンを通るルートは通行可能だったが、イスラム武装勢力パキスタン・タリバーン運動(TTP)は、NATO軍の使うルートはすべて攻撃対象になると警告。物資を運ぶ業者の車列を狙った攻撃はパキスタン国内で少なくとも7件報告され、1日以降で6人の死者が報告されている。
9日には西部バルチスタン州で石油運搬車28台が機関銃やロケット弾による攻撃を受け、車両は炎上、2人が負傷した。TTPは同日、アフガン駐留米軍による越境攻撃が強化されたことへの対抗措置として設けた特別部隊が攻撃を実行したとの声明を出した。