東京都心の市民の憩いの場となっている日比谷公園(千代田区)の池にいる、謎に包まれた「巨大魚」が話題を集めている。
周囲の魚を圧倒する巨大魚がいるのは、公園に2つある池のうち、「鶴の噴水」で知られる雲形池。亀やコイに混じり、周囲のコイの2~3倍はある体長1メートル近い体をくねらせながら、時折、水面に背びれを出して悠然と泳いでいる。
「原子力潜水艦みたい」「シーラカンス?」「本当にコイですかね?」。巨大魚を見守る人々からは、そんな声が漏れる。よく見るとコイより少し細長いが、大きなコイだとも言い切れない。正体は何なのか。
同公園事務所によると、「池にいるのは基本的にはコイと亀です。大きいのがいるのは把握していますが、いつから、なぜいるのかとか、何という魚かまでは個体識別をして管理しているわけではないので、分かりません」とはっきりしない。撮影画像を見てもらった埼玉県農林総合研究センター水産研究所によると、「形や魚体の藍色っぽい感じを見る限り、中国原産のコイ科の『アオウオ』だと思いますが、やはり実際に現物を見ないと断定は出来ません」という。謎の都心の巨大魚騒ぎは、しばらく続きそうだ。【米田堅持】
2008年6月4日
1 | みんなのニュース:コイ? シーラカン… | |
---|---|---|
2 | 神戸・高2殺害:背中にも刺し傷 執拗… | |
3 | 証拠改ざん:「逮捕してください」前部… | |
4 | 殺人:高2男子襲われ死亡 一緒の女性… | |
5 | 毎日新聞の新刊 注目ブランドピックアップおすすめ情報 |