北朝鮮の軍事パレードに見る日本への脅威について軍事評論家・宇垣大成氏の解説です。
10日に行われた北朝鮮の軍事パレード。そこには、どんな日本への脅威があるのか、軍事評論家・宇垣大成氏の解説です。
映像から判断すると、日本攻撃用だと考えられる、「ノドン」と呼ばれている弾道ミサイルだと思われます。
すでに、このパレードで見ると、改良型のようですね。「ノドン2型」かもしれません。
これまでに、アメリカ政府では、およそ200発が戦力化されているというふうにみられていましたけれども、射程がおよそ1,500km級で、同じ技術がイランにも移転されまして、イランでは「シャハブ3A」として、イランの国内で生産されています。
また、映像としては初登場ですが、「BM-25ムスダン」と呼ばれる弾道ミサイルと思われるものも映っています。
日本への攻撃ということでは、うんと高い高度にまで打ち上げまして、水平射程を縮めるという、そういう飛ばし方をすると、日本攻撃向けにも技術的には使えるだろうと。
それから、核弾頭の装着も常識的には可能だろうと考えられています。
ただ、そういう使い方をされますと、日米のイージス艦に現在積まれている迎撃用のミサイルでは、技術的に迎撃は難しいのではないかとも考えられています。
(10/11 11:59)