「暮らしと富士通」アメダス篇 撮影エピソード

今回のCMは、梅雨明け間近の7月に福井県小浜市で撮影されました。

テーマが「アメダス」だけに、なによりも大切な撮影条件は「天気」でした。撮影前、天気予報を何度もチェックして無事に撮影ができるかドキドキでしたが、いざ撮影本番。曇りのシーンを撮影しようとカメラをセッティングすると、どうしたことでしょう、タイミングよく空がどんどん曇ってきます。次の雨のシーンでは運よく雨がパラついてきました。そして晴れのシーンでは、なんと文句なしの晴れ！奇跡としか言いようがない好条件に恵まれての撮影となりました。これには、出演者、監督、カメラマン、スタッフ一同、うれしい驚きの声を隠しきれませんでした。

降り始めた雨の中で波待ちをするサーファーのシーンでは、海の中にイントレと呼ばれる鉄製パイプの足場を組み、海面の上から撮影しました。カメラなどの機材を濡らさずにそこまで運び込むのはとても大変な作業でした。また、監督自ら海の中に入り、出演者に熱心な演技指導をしてくださいました。

商店街での雨宿りのシーンや、雨の中を小学生が走って登校するシーンでは、地元の出演者のみなさんが、雨にずぶ濡れになりながらも、つらそうな顔ひとつ見せずに何度も演技をしてくれました。

野球場のシーンでは、実際の雨に加えて、地上10mの高さはあろうかというクレーン付きの散水車もスタンバイ。よりリアルでドラマチックな雨シーンの撮影ができました。

実際にフェリーを動かしたり、雨降らしのセッティングをしたりと大掛かりなロケ撮影でしたが、天気に恵まれて最高の撮影ができました。

出演者情報

男子中学生役：山下竜輝
女子中学生役：谷内里早