次期松山市長選への出馬を3人が相次いで正式表明し、選挙戦の構図が浮かび上がって初の日曜の10日、各立候補予定者は街頭や各種行事を精力的に回って市民に支持を訴え、11月21日告示、同28日投票の見通しとなった選挙の前哨戦に突入した。
元南海放送アナウンサー野志克仁氏(43)は10日夕、日中の市内各所でのあいさつに続いて一番町交差点でハンドマイクを握り、「市民に直接会って知恵や苦労などに耳を傾けたい」と現場第一の姿勢を強調。
県議の帽子敏信氏(57)も各地の地区運動会に顔を出し、午後は釣島に渡り、かんきつ農家らと懇談。夜には大街道商店街で街頭演説し「まず産業を元気にせねば」と産業基盤創出を強調。
市議の菊池伸英氏(45)も地区運動会や神社祭典、がん支え合いイベント、などに顔を出しながら「市民の声を聞かせて。全員参加のまちづくりをしたい」などと支持を呼び掛けた。
市長選では共産党中予地区委員会も12日に候補者を発表予定。