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北沢防衛相「武器輸出三原則見直し検討を」
北沢防衛相は12日、都内で開かれた防衛産業の業界団体の会合や記者会見で、海外への武器輸出を禁じた政府の武器輸出三原則について、緩和を含めた見直しを検討すべきとの考えを示した。
北沢防衛相は「防衛省の立場で、今後の我が国の防衛装備の円滑な調達という観点からすれば、ある程度、議論してもいいのでは」と述べ、すべての武器を輸出しないという原則の見直しに向けた議論を行うべきとの考えを示した。
武器輸出三原則をめぐっては、国内企業が自衛隊の調達分しか生産できないため、産業界からは「アメリカ以外の国との共同開発を認めるべきだ」などの声が上がっている。
この大臣発言に対し、鳩山首相は12日夜、「私自身としては、武器輸出三原則は現在の立場の中で守るべきものだと。(北沢防衛相の発言は)ああいう場であったとはいえ、多少、口が軽すぎたかなと思いますね」と不快感を示し、日本が世界に向けて平和国家としての宣言をしている中では、武器輸出三原則を堅持すべきだと強調した。
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