「クールな姉が彼氏の前で」見たくなかった兄弟・姉妹の一面

■棚の裏側、コンニチハ(26歳／女性)

「弟には彼女がいるのですが、『勉強を教えてもらうから』といって別の女の子を家に連れ込んでいました。その女の子が帰ったあと弟の部屋をのぞいたら、彼女と撮ったプリクラのはってある棚を、不自然に裏返していたんです。弟の下心が垣間見えて、嫌でした」

「あわよくば二人とも……」みたいなずるさを、姉はお見通しのようです。それにしても、その防御策じゃちょっと危険かも。

■姉からのメール(21歳／男性)

「家ではクールな姉から、彼氏にあてたメールが僕のケータイに誤送信されてきました。『ダーリン、早く会いたいっちゃ』……え、ラムちゃん風!?　しかも、ハートマークがふんだんにちりばめられていて、The・恋する乙女の様相でした。『間違えてメール送ってるよ』と返信してあげましたが、それから3日くらいまともに口をきけませんでした」

本当に姉本人かと疑問に思うほど、普段とのギャップがはなはだしかったようで……。文字通り2度見してしまったそうです。クールな人も、実は恋人の前では自分をさらけ出しているのかも!?　

■妹のデジカメ(24歳／男性)

「大学生の妹がデジカメを買ったので、どんなものを撮っているのか気になり、見てみました。すると妹と知らない男の人が写っていました。でも、どう見ても自分よりも年上。さらにはチュー写真なんかも出てきて、ここ数年彼女のいない兄としては、冷静に見られたもんじゃありませんでした」

まさか、大学生の妹が自分より年上の男と……なんて、考えもしていなかったのでショックは大きかったのだとか。さらに、かたや見てしまった本人には数年恋人がいないとなると、そのダメージといったら計り知れません。

■亭主関白かと……(24歳／男性)

「兄は今の時代には珍しいほど古い考え方で、亭主関白タイプ。僕が彼女の行動に四苦八苦していたら『女に翻弄(ほんろう)されているようじゃ、まだまだだな』と言われました。ところがそんな兄が結婚して、新居に遊びに行ってみると、完全に奥さんに尻に敷かれていました。兄ちゃんだって、まだまだじゃないか……」

当然、兄は亭主関白になっているだろうと思っていたのに、かかあ天下だったようで。少しがっかりしつつ、「自分も無理することはない」と逆に勇気づけられたそうです。

血を分けた兄弟というのは、言ってみれば自分の分身のような存在。だからこそ、なんだか照れが生じてしまって、見せられない部分や話せないこともあるのでは？　近いようで遠かったり、知っているようでも、まだまだ知らない部分を持っている兄弟・姉妹。でもその意外な一面を知ることで、もしかすると、もっと仲良くなれる可能性も秘めているのかも？　私もこれまでの協定を破って、閉じていた扉(下ネタ)を開けてみようかな……。

(栗本千尋+プレスラボ)

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