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静岡・三島の“かみつきザル”捕獲 懸賞金20万円

 静岡県東部で住民がサルに襲われる被害が多発している騒動で、同県三島市川原ケ谷の会社員米山悠己さん(33)方で10日午後、襲ったとみられる1匹が捕獲された。同市では10日午前に住民3人がサルにかまれたものの、捕獲後は目撃や被害情報がないことなどから市は「同一犯」とみている。サルを自宅に閉じ込めた米山さん一家に懸賞金20万円を出す予定。

 米山さんによると、午後0時40分ごろ、サルが自宅2階にある子ども部屋のベランダにいるのを隣室で発見。サルが部屋に入ったのを確認後、ベランダ沿いに子ども部屋に近づきサッシを閉め、市に連絡した。サッシを閉めた瞬間、サルは驚いた表情をし、室内のクロゼットに慌てて逃げ込んだという。

 駆け付けた三島署員と市職員が捕獲作戦を展開。クロゼットから飛び出してきたサルを網で受け止め、署員らが首根っこと背中を手づかみし、おりに入れた。おとなしく丸まっているといい、市の施設で預かり、処分を決める。

 米山さんは「これまで子どもを外で遊ばせられなかったが、捕まって良かった」と話した。

 市によると、県東部で8月下旬以降、117人がサルにかみつかれたり引っかかれたりする被害が出た。複数のサルの目撃情報もあったが、市は被害のあった時間や場所などから、襲ったのは1匹とみている。

 県森林・林業研究センターの大橋正孝研究員は「捕獲したサルを山に放せば、野生のサルに、かみつく文化が広まる可能性がある。これだけ被害が出たので殺処分もやむを得ない」と話した。

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