海上自衛隊第24航空隊(小松島市)は8日、パチンコ店で隣の客が置き忘れた財布から現金を抜き取ったとして、同隊の男性海士長(21)を同日付で懲戒免職処分にした。
同隊によると、海士長は6月12日午後、徳島市内のパチンコ店で、隣に座っていた客が忘れた財布をいったん店外に持ち出し、入っていた現金5万1500円を抜き取った後、「空の財布が落ちていた」と偽って店員に届け出たという。
財布の持ち主から通報を受けた県警の事情聴取に対し、抜き取ったことを認めたという。7月に遺失物横領容疑で徳島地検に書類送検された。【大原一城】
毎日新聞 2010年10月9日 地方版