8月29日、麗水で文総裁は国進様に対して、理事長を辞め、韓国統一財団を9人の理事制にしなさいと指示された。その後も数度、同じような指示をされている。文総裁も国進様のやり方に対する側近の報告を聞いて、このままにしていてはいけない、変えないといけないと思われているようである。
財団では、数日前、国進様を中心として30人余りの会議があったが、その場で”私は間違ったことはやっていないのに何故文総裁はそのように言われるのか解らない”とお父様に対して批判的発言をしたという。
さあ、今後、国進様がお父様に指示に絶対服従するのかどうか見てみないといけない。人を批判する前に自分が行動で自己の正当性を示すべきであろう。
お父様の対する顯進様の深い心情を最近語られた。こういうふうに、お父様を感じておられるのかと深く考えさせる内容であった。
”私も幼い時、皆と同じように修練会に出て、お父様の講義を聴いた。お父様の講義にはお父様の神秘性、神話的な部分がある。お父様が生まれる時に起こった奇跡とか、お父様は人を見ると、その人がどういう背景を持っているか見通すことができるとか、そういう超人的な話を私も聞いた。
しかし、ある段階にくると、お父様の人間的な部分が見えてくるようになる。お父様の人間としての限界があることを知るようになる。それは私達にとっては信仰的な超えるべき壁である。しかし、もしお父様が神様と一つで神様と同じだと考えたら、ある意味、お父様と私達とのつながりがなくなる。人間としての側面を持っていながらも、人間としての限界を超え、身もだえしながら神様のみ旨をなそうとしている姿を知った時、より深い信仰の世界に入ることがでるのだ。”
と語られた。
その一方で、今の亨進様はお父様を余りに神格化する傾向がある。それはキリスト教がイエスは人ではなく神であると考えているのと同じで、非常に危険である。神格化することによって、お父様と我々との心情的距離が遠くなり、キリスト教で感じるイエスとキリスト教信徒の距離をそのまま感じるようになる。
天福宮での礼拝を聞いていくと、亨進様の今まで私達が理解しているお父様観と違うキリスト教的なお父様観を感じるのだ。これが正しい原理観なのか。お父様は神様の実体だといわれるのと、亨進様が礼拝で語られる内容には質的違いがある。間違って解釈しているように感じられてならない。
ケニアGPFの成果については以前報告しましたが、追加の情報を送ります。
ケニアでは7月新しい憲法が制定されたが、その基本理念は神主権と家庭的価値であるということであるが、更に細かく見ると、一夫一婦制と同性愛の禁止を憲法に盛り込んだ。憲法の内容は米国憲法より先進的な憲法である。
新憲法の制定に対して、ケニアのキリスト教の主教が反対していた。大多数がキリスト教であるケニアにおいてこの主教の影響は絶大であったため、顯進様はこの人物に直接会ったという。小さなことにとらわれるべきではなく大きな視点で見つめる必要性を1, 2時間にわたって訴え、その人物が賛成に回ったのが大きかった。
また、ケニアのミンダナオのような貧困で宗教的部族的対立の激しい地域があったが、そこでは奉仕プロジェクトを推進しながらファンファミリーゴッドの思想的影響を与えていった。このような成果が功を奏し、国民投票で約80%の圧倒的賛成で可決された。
ケニアなどの発展途上国では奉仕活動はお金をもらわないで行う行為ではなく、お金をもらってしかやらないという。このような奉仕活動を行うので支援をしてくれと海外の先進国や国連にお金を要請する。そして実際にはその目的のためには使わない。腐敗政治が当たり前であった。
ところが今回のGPFではお金を一切あげないで多くの若者が奉仕活動をしたから話題になった。そのような歴史は過去の歴史になかったということだ。ナイロビ川の浄化運動は、今、中国・上海で行われている万博のケニア紹介のパビリオンで大きく紹介されている。今や、ナイロビ川の浄化活動はケニア国家的プロジェクトとなり、国家が主導して行うプロジェクトになるだろうと言う。GPFはその中でパートナーとして行うことになる。
ナイロビ川のプロジェクトの成功と共に、ナイロビ川の上流にあるダムの清掃プロジェクトをオデンガ首相が推進して欲しいという依頼をGPFFが受けた。オデンガ首相の話によると、以前はこのダムは非常にきれいで首相が若かった時は夫婦でデートをよくしたという。
政府はこのダムの浄化のために募金を集めた。お金は集まったが実際にはその目的のためには使われず、不正にお金が使われ浄化運動は全く行われなかった。そこにGPFのチームが主導的プロジェクトを行うことになったのである。
もともとケニアは部族間の対立が深刻で現大統領と現首相は、ケニアを代表する対立部族として2008年の大統領選挙では1000人の死者がでるほどの内乱状態であった。が、それを和解させ、ワンファミリーアンダーゴッドの理念の下で一つにし、両者が今、手を取り合ってGPFを行い、神様を中心とするビジョンを実現するために行動している。これは世界的にも極めて珍しいケースであり、国連などの影響もあって、世界が注目しているという。
ケニアは国連ハビタットの本部があり、国連でも大きな関心を集めている。また、ケニアのGPFにはアメリカの民主党か共和党のシンクタンクであるブルックリン研究所から研究員が来てケニアの成功事例を学術的に研究することになったという。ブルックリン研究所からは今回の韓国の大会にも来る。
GPFの行事でGPFが実際に出すお金は全体予算の10分の一で残りは外部の支援で行っている。ケニアのGPFはもはやGPFチームのプロジェクトではない。国家プロジェクトとして、大統領と首相が総責任を担っている。ケニアの大会にはアフリカの他の国からも多く現職VIPが参加することになった。アフリカ全土からこのようにVIPが集まるのは、ケニア歴史にもかつてないという。彼らはケニア政府の招請でくるのであり、ケニアの滞在費用は全部政府が負担する。
現在UNの事務総長パンギムン氏はアフリカの票で事務総長になった。それでパンギムン氏は頻繁にアフリカに行っている。2013年、事務総長の選挙がある。そういう意味でケニアでの実績は即座に世界に影響を与えることができる。
ケニア文部省のトップは最近、新しく変わったが、その彼はすでに顯進様のやっていることを熟知しており、ケニアの全中学・高校で人格教育を行うことを決めた。今後、この教育を受けた人たちから食口が出てくるであろう。
パラグアイでも今年GPFを準備しているが、ここのGPFも国家行事として行う。今回、パラグアイでは逆に多くのお金を稼ぐことができる見通しである。しかし、顯進様はその利益を100%、パラグアイ発展のために使うと宣言しておられる。
このような成果が、アフリカ、南米、アジアで起これば、今後近いうちに、国連でワンファミリーアンダーゴッドのビジョンとその実践が世界のモデルとして取り上げられ、お父様がその摂理の中心にいることが証しされるであろうということである。