里田まいと藤岡藤巻、リベンジＣＤ発売

　タレントの里田まい（２６）とオヤジデュオ、藤岡藤巻が２００７年に全く売れなかったデュエット曲をあえて再発売し、リベンジに挑むことが９日、分かった。歌詞を変えただけの「続・オヤジの心に灯った小さな火」（２７日発売）で、ジャケット、プロモーションビデオ（ＰＶ）は前作と同じものを少しだけ手を加えて再利用。「ヘキサゴン」と「ポニョ」で大ブレークした３人が、省エネ勝負で今度こそ大ヒットを目指す。

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　里田と藤岡藤巻の異色ユニットが、異例の試みでリベンジに挑戦する。

　２００７年に「里田まいｗｉｔｈ藤岡藤巻」名義で発売された「オヤジの心に灯った小さな火」。派遣社員のＯＬに、中年課長が妄想を抱く姿をおもしろおかしく歌ったムード歌謡曲だが、当時は３９９７枚しか売れなかった。

　その後、里田はフジテレビ系「クイズ！ヘキサゴンＩＩ」（水曜後７・０）で“おバカタレント”としてブレーク。同番組でスザンヌ（２３）、木下優樹菜（２２）と「Ｐａｂｏ」を結成し、０８年には３人組「羞恥心」（つるの剛士、野久保直樹、上地雄輔）と組んでＮＨＫ紅白歌合戦に初出場した。

　一方の藤岡藤巻も、子役タレント、大橋のぞみ（１１）と「藤岡藤巻と大橋のぞみ」名義で発売したジブリ映画「崖の上のポニョ」の同名主題歌が大ヒットし、同年の紅白にこちらも初出場。

　この紅白での再会を機に、３人は「これでお互い紅白歌手だね。今なら“あの曲”も売れるんじゃない？」と、あえて同じメロディーで歌詞を変えて発売しようと、リベンジを決意。こうして完成したのが、派遣社員のＯＬを婚活中のＯＬに設定変更し、より笑える歌詞に変えた「続・オヤジの−」だった。

　カップリングには、前作と没バージョンの２曲を収録。ユニット名は、ポニョにあやかって「里田まいと藤岡藤巻」に改名した。

　ジャケットは、前作のものの上から落書きのように「続」などの文字を書き込んで再利用。ＰＶも歌詞が違って、口パクが異なるにもかかわらず、前作と同じものを使用するなど省エネ作戦を敢行。ただ、最終目標はあくまで紅白出場だ。

　０８年の紅白では別々のユニットでの出演で、しかも藤岡藤巻の藤岡孝章（５８）は体調不良で欠場。相方の藤巻直哉（５８）は「１２月３１日は一応、空けてあります。藤岡も今度は出てもいいと言っております」と宣言。里田も「今度は３人で、今年の紅白に出場したい。そのためにも、忘年会シーズンにピッタリな曲なので、大ヒットさせないと」と強く願っている。


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