記事入力 : 2010/10/10 08:31:41
韓国流通業界に外国語の濫用防止の動き
8日、ソウル市内のある大型デパート。建物の内外に掲げられた赤い垂れ幕には、「Premium Sale(プレミアム・セール)」というキャッチコピーが大きく書かれていた。1階にいる案内員に衣料品売り場の場所を尋ねると、「3階の女性キャリア/キャラクター・フロアに行けばよい」と案内された。
リミテッド・エディション、スキンケア、ブランド・デー、ジュエリー…。こうした外来語があちこちで濫用されている代表的な例が、流通業界だ。デパートの店員による商品説明だけでなく、広告やパンフレットなど、消費者が目にする外来語は数え切れない。
流通業界の関係者によると、特にデパートで多くの外来語が使用されるのは、韓国語の名前が付いたブランドが少ないからだという。海外ブランドの製品説明書などを韓国国内にそのまま取り入れている上、製品に高級なイメージを持たせるため、外来語をそのまま使用していることも、主な理由の一つだ。
ところが最近は流通業界でも、これまで蔓延してきた外来語の使用を自制し、言語を純化しようという取り組みが行われている。現代デパートは昨年から、毎年3月9日を自主的にハングルの日に指定し、店内で正しい韓国を使用するキャンペーンを繰り広げている。こうした活動により、「ビッグ・ブランド・ベスト商品コレクション」を「有名ブランド集合展」に、「リミテッド・エディション」は「特別限定商品」に言い換えるなど、150以上の外来語が修正された。
AKプラザは、ハングルの日(10月9日)前日の8日、「スキンケア」を「皮膚管理」、「セット」を「一式」、「スタイル」を「姿」に変えるなど、今まで主に広告に使われてきた外来語をハングルに書き直して発行した。
洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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