仲井真知事「米軍は無神経」と強く批判

　沖縄県の仲井真弘多知事は８日の記者会見で、米軍普天間飛行場（同県宜野湾市）に米空軍嘉手納基地（同県嘉手納町など）の戦闘機が飛来し、騒音被害が続出していることに関し「県知事が『普天間は危険で命にかかわるから』と県外移設を求めているのに、この無神経さ。不思議な感覚の持ち主だとあきれている」と米軍を強く批判した。

　また、普天間飛行場が沖縄本島南部の人口密集地域にあることを踏まえ「東京で言えば、日比谷公園や新宿御苑で訓練をやるようなもの。東京ではこんなことはやらない」とも述べた。

　嘉手納基地は先月２１日、滑走路改修に伴って１０月から１８カ月間、所属機が普天間飛行場を使う可能性が高いと発表。地元で反発が強まっている。（共同）

　［2010年10月8日12時54分］