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維新の会、大阪市の「分市案」撤回 住民反発など考慮

2010年10月10日5時24分

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 大阪府と大阪、堺両市の再編を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は9日、大阪市内で会合を開き、知事が最近になって提唱し始めた大阪市を8〜9市に分割する「分市案」について、今後は検討対象とせず、大阪市を廃止して特別区を置く「大阪都構想」に一本化する方針を決めた。

 橋下知事は来春の統一地方選で、「分市案」と「都構想」の二つの案を提示する意向を示していた。だが、分市では住民の強い反発が予想されることや、各市の間の財政格差の調整が難しいことなどから、出席した知事や同会の府議、市議ら約40人が「撤回」で合意した。

 橋下知事は「東京都制度の不都合な点を修正し、特別区が自主性を出せるようにする。会として分市は引っ込める」と述べた。(池尻和生)

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