「笑い+コミュニティ」開発プロジェクトへの思いを語った桂三枝(後列中央)ら=大阪・吉本興業
お笑いを地域のコミュニティー再生に役立てようと、吉本興業が商店街や寺院などで入場無料の地域寄席「○○(地域名)@ほーむ寄席」を開催することになり8日、大阪市内で発表した。
出演者のギャラや交通費などは吉本が負担し、主催者側は費用負担が一切ない太っ腹な内容。第1回は「加賀屋@ほーむ寄席」(29日、大阪市住之江区・コーセツ加賀屋)として行われ、今後関西一円で開催していく。
“ギャラより高い交通費”とやゆされる吉本のイメージとはかけ離れたプロジェクトだが、実行委員長の落語家・桂三枝(67)は「“無料”は吉本に一番縁遠い言葉ですが、今まで支えていただいた皆さまへの恩返し」と説明。桂かい枝(41)は「何もかも無料となると、僕らのギャラは出るんですかね…?出る!!そら、良かったですわ」と胸をなで下ろしていた。
(2010年10月9日)