2010.10/09(Sat)
訃報:お星さまになったセイちゃん
東大阪レスキューから20日が経ちました。
先日の血液採取の検査結果が、出た今日あまりにも突然に、セイちゃんがお星様になって空に、帰ってしまいました。
70頭以上のワンの中で、セイちゃんだけがフィラリア陽性でした。
シェルターに来た時も、変な咳をしていたので気になっていました。
今日、大阪に移動し、そのまま病院へ行くようになっていました。
いつもと同じように、おはようの挨拶をし、同じ様にお掃除の時間は、犬舎広場で待機していました。
お部屋に戻った時も、普通でした。
Tちゃんがご飯をそばに持って行った時の数分の出来事でした。
「統括ーーー早く!!」の声で飛んで行くとセイちゃんは横になって心臓が停止していました。
人工呼吸・心臓マッサージを施しました。
「セイちゃん・・・ダメやよ!!帰って来て!!セイちゃん今、始まったばかりやよ!!」何度も何度も呼び戻しました。
でも、セイちゃんは、二度と目を開ける事はありませんでした。
先生に急いで電話を入れました。
「フィラリアによるショック死の可能性がかなり高いでしょう。
それ以外の疾患は血液検査では出ていません。」
大型犬・小型犬、関わらずフィラリア成虫の大きさは同じです。
たった2キロのセイちゃんの心臓に大量の成虫が寄生していたのでしょう。。。
現在のひゅうが君の状況と変わりはありませんが、ひゅうがとは身体の大きさが違います。
昨日、セイちゃんが何かを伝えていたのだと、今になって思う事があります。
昨日は、ランで楽しく遊んだ後、おやすみの声を掛けながらおやつを配っていました。
そして、最後の10分くらい、セイちゃんがずっと見ているので、話していました。
「セイちゃん、男前よね〜♪ 明日は雨やから外は出れないね・・・」
「セイちゃん、可愛い顔なのに、何か寂しそうな目やね・・・しんどいの?」と。
昨日の最後の写真は、セイちゃんでした。
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レスキュー時、セイちゃんは顔だけ残されて身体をほとんど刈られていました。
これは、いかに見た目が酷かったかと言う事です。
毛玉が出来やすい部分が刈られている子が多く居ました。
何でこんな変な刈り方?と思っていましたが、良く考えるとTVなどが入っていたので、繫殖屋が見た目だけでもと、急いで刈ったと想像出来ます。
一番初めに見た時は、誰も刈られて居なくて、毛玉だらけでしたから。。。
そう思うと、セイちゃんはお年寄りでボロボロ状態だった期間がいかに長かったと言う事です。
セイちゃんも狭い狭いサークルに複数で入っていました。
現場のバイト男性が「朝来たら死んでる犬も居た」と言っていた言葉が頭から離れません。
レスキューが無ければ、セイちゃんも朝死んでいて、他のワンコ達にふまれていたんだな・・・と。
そうやって、一人で亡くなって行った子が多く居ます。
亡くなったと言う、結果は同じかも知れませんが、セイちゃんは涙で送られ、お花を添えて見守られています。
5日の検診の際、フィラリアの咳かも?との疑いがありました。
何故、セイちゃんだけが陽性だったのか?
セイちゃんは、シェルターでの20日間、のんびりと暮らせました。
お歳のようで、歯も歯石がこびりつき、数本しかありませんでした。
食事も固形は食べ辛そうだったので、缶詰をペースト状にしていました。
おとなしい可愛い子でした。
ここで暮らした20日間、セイちゃんは皆に可愛がってもらいました。
私は、一日も早く一番に、普通の家庭に送り出したいと思っていました。
2006年広島ドックパークレスキューの際、580頭の子がいました。
当初、譲渡会エントリーは、状態の良い子の200頭ほどと、予定していました。
広島獣医師会の先生に、色々と相談した結果、先生がおっしゃいました。
「状態の悪い子ほど、早くに一般家庭にお願いし、その子だけを見て頂く方が良い」と。
よく考えてみると、そうですよね。。。
現場で、騒がしい環境の中で居て、違った多くの人間が見るより、落ち着いた静かなところで、その子一頭を見て頂く。
その後、私達は疾患のある子を健康な子と同じようにエントリーするようになりました。
看取るだけの為かも知れませんが、その時まで家族として迎えて下さっている里親様がおられます。
15歳超えのオムツを離せなかった子も迎えられました。
先日は、足がフラフラの14歳のゲンちゃんが家庭に入りました。
セイちゃんにもチャンスがあったのです。
残念でなりません。
20日間の時間、私達の家族で居ました。
私自身、レスキューからすでに20日も経ったとは感じないくらいに、ハードな日々を送っておりますが、徐々に顔と名前が一致するようになって来たり、ワンがスタッフだけの時は鳴かなくなったり、時間の経過でワン達は変わっていっています。
セイちゃんは、穏やかなお顔で眠っています。
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セイちゃん・・・
もう苦しくないね。
のんびりできるね。
お空で思いっきり走れるね。
セイちゃんが残してくれた、大切な事を忘れないよ。
そして、セイちゃんの分までみんな頑張るから応援してね。
合唱
劣悪繁殖屋の規制と動物愛護法改正に向けて進んで行きます。
二度と、セイちゃんのような子を出さない為に。
先日の血液採取の検査結果が、出た今日あまりにも突然に、セイちゃんがお星様になって空に、帰ってしまいました。
70頭以上のワンの中で、セイちゃんだけがフィラリア陽性でした。
シェルターに来た時も、変な咳をしていたので気になっていました。
今日、大阪に移動し、そのまま病院へ行くようになっていました。
いつもと同じように、おはようの挨拶をし、同じ様にお掃除の時間は、犬舎広場で待機していました。
お部屋に戻った時も、普通でした。
Tちゃんがご飯をそばに持って行った時の数分の出来事でした。
「統括ーーー早く!!」の声で飛んで行くとセイちゃんは横になって心臓が停止していました。
人工呼吸・心臓マッサージを施しました。
「セイちゃん・・・ダメやよ!!帰って来て!!セイちゃん今、始まったばかりやよ!!」何度も何度も呼び戻しました。
でも、セイちゃんは、二度と目を開ける事はありませんでした。
先生に急いで電話を入れました。
「フィラリアによるショック死の可能性がかなり高いでしょう。
それ以外の疾患は血液検査では出ていません。」
大型犬・小型犬、関わらずフィラリア成虫の大きさは同じです。
たった2キロのセイちゃんの心臓に大量の成虫が寄生していたのでしょう。。。
現在のひゅうが君の状況と変わりはありませんが、ひゅうがとは身体の大きさが違います。
昨日、セイちゃんが何かを伝えていたのだと、今になって思う事があります。
昨日は、ランで楽しく遊んだ後、おやすみの声を掛けながらおやつを配っていました。
そして、最後の10分くらい、セイちゃんがずっと見ているので、話していました。
「セイちゃん、男前よね〜♪ 明日は雨やから外は出れないね・・・」
「セイちゃん、可愛い顔なのに、何か寂しそうな目やね・・・しんどいの?」と。
昨日の最後の写真は、セイちゃんでした。
レスキュー時、セイちゃんは顔だけ残されて身体をほとんど刈られていました。
これは、いかに見た目が酷かったかと言う事です。
毛玉が出来やすい部分が刈られている子が多く居ました。
何でこんな変な刈り方?と思っていましたが、良く考えるとTVなどが入っていたので、繫殖屋が見た目だけでもと、急いで刈ったと想像出来ます。
一番初めに見た時は、誰も刈られて居なくて、毛玉だらけでしたから。。。
そう思うと、セイちゃんはお年寄りでボロボロ状態だった期間がいかに長かったと言う事です。
セイちゃんも狭い狭いサークルに複数で入っていました。
現場のバイト男性が「朝来たら死んでる犬も居た」と言っていた言葉が頭から離れません。
レスキューが無ければ、セイちゃんも朝死んでいて、他のワンコ達にふまれていたんだな・・・と。
そうやって、一人で亡くなって行った子が多く居ます。
亡くなったと言う、結果は同じかも知れませんが、セイちゃんは涙で送られ、お花を添えて見守られています。
5日の検診の際、フィラリアの咳かも?との疑いがありました。
何故、セイちゃんだけが陽性だったのか?
セイちゃんは、シェルターでの20日間、のんびりと暮らせました。
お歳のようで、歯も歯石がこびりつき、数本しかありませんでした。
食事も固形は食べ辛そうだったので、缶詰をペースト状にしていました。
おとなしい可愛い子でした。
ここで暮らした20日間、セイちゃんは皆に可愛がってもらいました。
私は、一日も早く一番に、普通の家庭に送り出したいと思っていました。
2006年広島ドックパークレスキューの際、580頭の子がいました。
当初、譲渡会エントリーは、状態の良い子の200頭ほどと、予定していました。
広島獣医師会の先生に、色々と相談した結果、先生がおっしゃいました。
「状態の悪い子ほど、早くに一般家庭にお願いし、その子だけを見て頂く方が良い」と。
よく考えてみると、そうですよね。。。
現場で、騒がしい環境の中で居て、違った多くの人間が見るより、落ち着いた静かなところで、その子一頭を見て頂く。
その後、私達は疾患のある子を健康な子と同じようにエントリーするようになりました。
看取るだけの為かも知れませんが、その時まで家族として迎えて下さっている里親様がおられます。
15歳超えのオムツを離せなかった子も迎えられました。
先日は、足がフラフラの14歳のゲンちゃんが家庭に入りました。
セイちゃんにもチャンスがあったのです。
残念でなりません。
20日間の時間、私達の家族で居ました。
私自身、レスキューからすでに20日も経ったとは感じないくらいに、ハードな日々を送っておりますが、徐々に顔と名前が一致するようになって来たり、ワンがスタッフだけの時は鳴かなくなったり、時間の経過でワン達は変わっていっています。
セイちゃんは、穏やかなお顔で眠っています。
セイちゃん・・・
もう苦しくないね。
のんびりできるね。
お空で思いっきり走れるね。
セイちゃんが残してくれた、大切な事を忘れないよ。
そして、セイちゃんの分までみんな頑張るから応援してね。
合唱
劣悪繁殖屋の規制と動物愛護法改正に向けて進んで行きます。
二度と、セイちゃんのような子を出さない為に。
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