旧広島市民球場の芝生を販売
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旧広島市民球場の芝生を販売

10月9日 15時24分 twitterでつぶやく

先月、53年の歴史に幕を閉じた旧広島市民球場の芝生が思い出の品として売りに出され、プロ野球広島カープファンの市民などが競って買い求め、30分余りで売り切れました。

旧広島市民球場は、老朽化し、あらたな市民球場のマツダスタジアムが完成したことから先月1日で廃止され53年の歴史に幕を下ろしました。芝生の販売は、広島の復興を見守ってきた旧広島市民球場の思い出の品にしてもらおうと、広島市が行ったもので、販売会場には朝早くから多くの車が列を作りました。広島カープの本拠地として数々の名勝負が繰り広げられたグラウンドの芝生は、30センチ四方の5枚ひと組が350円で売りに出され、用意された400組の芝生がわずか30分余りで売り切れました。広島市の男性は「実家の庭に敷いて、孫に野球をさせたい。カープファンですし、高校時代にプレーもした市民球場の芝生を買えてうれしいです」と話していました。広島市では、年内に旧広島市民球場の解体工事を始めることにしていて、今月24日には、球場に別れを告げる最後のイベントを行います。