「F1日本GPフリー走行」(8日、鈴鹿サーキット)
大混戦の年間総合王者争いで、レッドブル・ルノー勢が状態の良さを見せつけた。現在ランキング首位のウェーバーがフリー走行の1回目、2回目とも2位。昨季、初出場で鈴鹿を制したランキング4位のベッテルは2回とも1位と、完ぺきな内容で初日を終えた。
自身初の年間王者を見据えるウェーバーは「良い日だった。我々はもう何も求めてはいけない」と笑顔。34歳の同僚にライバル心を燃やす23歳のベッテルも「車は頼りになった。自分の感覚も良かったしペースも上々だった」と逆襲への手応えを口にした。
アロンソ、ハミルトン、バトンを加えた“5強”が25ポイント差にひしめくし烈な争いも日本GPを含めて残りは4戦。聖地決戦が勝負の行方を大きく左右する。
(2010年10月8日)