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浅草ペア、ストレート勝ちで6大会ぶり4強

 懸命にレシーブする浅尾美和=川崎市内(撮影・村中拓久)
 懸命にレシーブする浅尾美和=川崎市内(撮影・村中拓久)

 「ビーチバレー川崎市長杯第2日」(8日、川崎マリエン)

 女子2回戦に出場した浅尾美和(24)、草野歩(25)=エスワン=の“浅草ペア”は保立沙織(フリー)松山紘子(Sand Block)をストレートで下し、5月の東京オープン以来、ツアー6大会ぶりの準決勝進出を決めた。敗者復活1回戦は浦田聖子、西堀健実組(フリー)が尾崎睦(湘南ベルマーレ)金田洋世(上越マリンブリーズ)組に勝利。駒田順子(ポイント)菅山かおる(WINDS)組は敗退が決まった。

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 日焼けした小麦色の肌に、真っ白い歯が輝いた。会心のストレート勝ちで決めた、6大会ぶりの4強進出。「こういうふうに負けずに準決勝に行くのは、すごい昔のような気がする。気を抜かず、声を出していきたい」。浅尾が笑顔を見せた。

 「アマの選手にプロの私たちが1セットも落としてはいけない」と草野は語気を強めた。9月のふくい杯では、アマに敗れて屈辱の9位。ペア解消説も出たが、この日は浅尾の強打とブロックがさえた。「美和がサイドアウトを切れるようになったのが大きい」と、パートナーの成長ぶりを口にした。

 所属の曽根社長は浅尾の精神面の変化を口にした。「いつもは朝から“さあ試合だ”とイレ込んでしまう。今大会から早朝に散歩して、その間はビーチのことを忘れるようにしている」。リフレッシュ効果が迷いのないプレーとして表れた。

 準決勝は順当なら浦田、西堀組との対戦。今季0勝4敗と分は悪い。それでも、浅尾は「しっかり声を出して、勢いをつけてやっていきたい」。かつてのパートナーに雪辱して、決勝の舞台に立つ。

(2010年10月8日)






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