植物の偉大さ・光合成と農業の基本
昨夜のテレビ番組を見ていて一瞬だが驚いたことがあった。「飛び出せ科学くん・絶叫アニマル大図鑑2」という番組です。この中で他では絶対見られない、幻の珍動物ということで、パラオのクラゲが紹介されていた。
大昔は海だったがその後海底が隆起して、陸地部分に取り残された湖の中で進化を遂げたクラゲですが、独自の進化として紹介されたのは二点でした。先ずは敵が存在しないために、毒がなくなってしまったこと。
第二点目は湖には餌がないので、500万匹からのクラゲが太陽光線の当たる場所に集まって太陽光線を餌にしていること。
この2点目の太陽光線を餌にしてるとの最初の紹介には、これまでの自分の常識が崩れたのかと、一瞬思わず目を見開いて画面を見つめてしまいました。
生物学的には人間をはじめ動物は自分で自分が生きていける材料を作れない。このような生物を「従属栄養生物」とも呼ばれています。対して植物は栄養を他に従属しないで自分の身体の中で作れるので「独立栄養生物」と呼ばれています。
動物は植物を食べなければ生きてはいけません。或いは植物を食べる動物を食べなければ生きていけない。ところが、テレビでクラゲが太陽光線で生きていると言ったのでビックリした訳です。
何故、植物が他の生物を食べずとも生きていけるかは、光合成という優れた能力を持つからです。「太陽の光」「水」「二酸化炭素」があれば、そこから「ブドウ糖」を自分で合成できます。
このクラゲはその後の解説で、体内に光合成を合成する植物プランクトンを進化の過程で埋め込んでしまったと説明されました。一瞬驚いたがこれで納得しました。
「太陽の光」「水」「二酸化炭素」があれば光合成によって「ブドウ糖」を合成すると書きました。よって土はいらないのかと言えば、そうではなく土の中には各種のミネラルが含まれています。
カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・燐(りん)・硫黄・鉄などの無機塩類ですが、ごく少量で植物の生理機能に重要な作用をする。「ブドウ糖」とそれらを一緒にしてアミノ酸をはじめとする様々な物質を作り出してます。
※水耕栽培とは土を使いませんが、与える水の中にこのようなミネラルが加えられているということです。水耕栽培に関しては否定はしませんが、私自身としては全面的な肯定はしないので、これは後日書きます。
人間の身体に必要な殆どの材料は植物から取ることが出来るわけです。だから人間は植物を育てるということが非常に大切であり、正に生きて行く基本的な営みとなるものです。
人間は身体を形成する細胞を生み出すために植物を摂取するだけではなく、その細胞を維持するためにも植物を食べなければなりません。維持するためにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーも我々は植物から得ているわけです。
農業を営むには先ず以って「太陽の光」と「水」の確保は欠かせません。「二酸化炭素」はどこにもありますから、それほど考えることはないでしょう。
これは新・極右評論で紹介されたものです。
写真:『BLOG日本よ何処へ』の瀬戸弘幸主宰は農本主義に基づいて農業の再生を目指す
過日、農地開拓計画のため地方の候補地を視察
詳細なプランはいずれ同ブログにて公表されるものと思われる
福島県では遠すぎて行けないので、近くに農場を作りませんかーとの声が主に東京在住者より相次いだので、埼玉県の山沿いの耕作を放棄して、現在は荒地になっている遊休地を見学してきました。
私がこの時に若い人達に言ったのは、場所を選ぶに際して大切なことは2点あると教えました。
先ず、太陽の光が当たるということです。日陰になるような土地では植物は育ちません。次に水の確保です。近くに川が流れ常に水が流れていなければなりません。その理由とはそれが植物の栽培には必要不可欠だからなのです。
本日の「講義」はこれで終わります。
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