2010-10

PENTAX K200Dの「うらメニュー」が見つかった…



K200Dはこれで見捨てられないで済むか!?

私の愛機K200D。

あまり使っていません(汗)
なぜならNikon P50のようなコンデジの方が便利だから…

あまり使っていない理由は実は他にも。

最近の流行のデジイチからしたら、

重い。
連射がダメ。
ペンタミラー(ペンタプリズムではない)
AF微調整をユーザーがいじれない。

等など…



上の3つはもうどうしようもない。
(使うにあたっての特別なガックリ感は少ない)

最後の肝心要な機能は何とかならないものか、
ずっと他のK200ユーザーたちと共にと悩んでいました。

…が、やっと発見されました!デバッグモードへ入る方法。

ということで早速いじってみます。



まずはデバッグモード専用のその辺りに落ちている
SDカードを用意します。

インターネットでベクター(ソフトウエアのポータルサイト)を検索、
そのサイトでソフト検索、「バイナリエディタ」を探す。

どんなものでもいいのですが、最初に出てくる「BZエディタ」をダウンロード。
解答してソフト起動をします。

[OPEN_DEBUG_MENU]
(←リターンまで入れてコピー)

エディタにペースト。

保存。ファイル名はMODSET.445とする。

20090924001.jpg

そのファイルをSDにコピー、K200Dに入れて、スイッチオン!
(蓋を開けたまま起動という情報がありますが、特に必要なし)

すると…

20090924002.jpg

うらメニューが出現。

デバッグモードを十字キーでENにしてOK!
メニューボタンを押してAFテストモードに移行します。

20090924003.jpg

メニューはスパナのマークのメニューにして
十字キーを上に押していくとすぐ出ます。
(つまり一番下層のメニューにあるということです)

20090924004.jpg

上側、AF AREA TESTはスーパーインポーズの
位置の切り替えなので「0」で。

下側がフォーカスの位置を十字キーで移動させて調整するバー。

左が前ピンの時に使い、右に移動すると後ピンを強制します。

調整の仕方はピントがシビアなマクロ撮影にて行います。
今回は目安としてわかりやすい新聞での撮影で。

20090924005.jpg

デフォルトの状態。

つまり数値が「±0」

どう見ても青の矢印通り、前ピンです。
(「と」にスーパーインポーズをあわせています)

いきなりの、かなりの前ピンにちょっと愕然(汗)

徐々に数値を変えていきます。

20090924006.jpg

これで「-120」辺り。まだまだですよね。

このあと、「-400」まで小まめに数値を入れてやってみました。

20090924007.jpg

「-300」で。

どうでしょうか。まあまあではないでしょうか。
でもちょっと後ピン気味かも…

最終的な調整は「-200」。

やっぱりというかなんと言うか、
マクロと普通に撮るのとでは若干ピン位置が違うように思えます。

でも満足です。

調整を終えたら再起動、デバッグモードを「DIS」にしてSDを抜きます。



上位機種のK20にはレンズごとに調整データを管理できるそうです。
今回の裏メニューではもちろんそんなことはできませんが、
デバッグ専用SDを持ち歩いて気になったらいつでも
キャリブレーションという風に使うと良いかも知れません。



しかしデジイチを使うにあたってAF微調整が自分でできないというは
はっきり言って「一番肝心なところが抜けている」と言っても過言でないですね。

特に大口径F1.8あたりの明るいレンズにはAF微調整をしないとダメ。
(確かにマニュアルレンズ55mmF1.8はピンが合っていなかった)

当初K200Dでできないことを知り、
デジイチをわざわざ使う意味は?と悩んだものです。

K20を使っているSATO.jpgを恨めしく思ったことも…

これで気分的にも心置きなく使うことができるでしょう。



ガッチリとジャスピン(古い?)で撮りたい時は
デジイチのK200Dということで決まりです。




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