訪朝前に気合いを入れるアントニオ猪木=成田空港
“燃える闘魂”アントニオ猪木・IGF会長(67)が8日、21回目の訪朝に向けて成田空港を出発した。10日に平壌で開催が予定されている朝鮮労働党創建55周年記念式典に出席するためで、北京経由で10日に平壌入りし、13日に帰国する。
北朝鮮では金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・金正恩(ジョンウン)氏が先月28日の党代表者会で初めて公の場に姿を現し、大将に就任したばかり。猪木は「そういう可能性もあるのかな、と思いますけどね」と、正恩氏の式典への出席を予測しており、後継者となった正恩氏と初めて対面する日本人になるかもしれない。
また、猪木は日本の政治家で「1回(北朝鮮に)行きたい、という人が何人か出てきた」と明かし「そういう環境づくりをさせてもらいたい」と、日朝関係の改善を改めて訴えた。IGFでは今冬、7年ぶりとなるイノキ・ボンバイエ(12月3日・両国国技館)の開催を予定しているが、猪木は「北朝鮮の有名な歌手を招待できたら」というプランを披露。闘魂民間外交に努めていく。
(2010年10月10日)