「楽天ジャパンOP第5日」(8日、有明テニスの森公園)
男子シングルス準々決勝で、世界ランキング1位で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がドミトリー・トゥルスノフ(ロシア)に6‐4、6‐1で快勝した。第5シードのガエル・モンフィス(フランス)は第2シードのアンディ・ロディック(米国)に7‐6、4‐6、7‐6で競り勝った。下部大会の女子シングルス準々決勝は森田あゆみ(キヤノン)と土居美咲(ミキハウス)が勝ち、準決勝で顔を合わせる。
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ナダルはわずか1時間12分で試合を片付け、4強入りを決めた。
着替えを終えると、記者会見をすぐに始めた。急いだ理由はサッカー観戦だ。「日本対アルゼンチンの試合を見に行こうと思っている」。ことしのウィンブルドン選手権を制した後、W杯決勝のために南アフリカまで足を運び、母国スペインの優勝を見届けたほどの熱狂的なファンだ。
日本での初タイトルも見えてきたが「まだ準決勝に進んだだけ。でもシーズン後半に優勝できれば自信になる」と意欲を示した。
(2010年10月8日)