西岡　ベガス流公開計量…ＷＢＣ世界Ｓバンタム級戦

　◆報知新聞社後援　プロボクシングＷＢＣ世界スーパーバンタム級タイトルマッチ　王者・西岡利晃―同級１位レンドール・ムンロー（１０月２４日、東京・両国国技館）　王者・西岡利晃が「ラスベガス流計量」に臨む。レンドール・ムンローとのＶ５戦の前日計量（２３日）が、東京・六本木の東京ミッドタウンで一般公開されることが８日、分かった。

　計量は試合を中継する「ＷＯＷＯＷ」の特設ステージで行われ、一般の買い物客の目にも触れることになる。本場・米国ではイベントの一つになっているが国内では珍しく、日本初の試みとして生中継も実施。東京・神楽坂の帝拳ジムで約２時間の練習を行った西岡は「見る側は盛り上がるだろうし、僕も気持ちが高まる」と意欲を示した。

　公開計量は、昨年５月にメキシコで行われたジョニー・ゴンサレスとのＶ２戦で経験済み。体重がオーバーした場合、公衆の面前で下着を脱がざるを得ない事態も起こるが、「最高の状態を見せたい」と、２週間で万全に仕上げることを誓った。

　先月７日に開始したスパーリングはこの日で１００ラウンドを超えた。「完璧（かんぺき）に近い状態に仕上がっている」とＶ５へ自信をのぞかせた。

　◆公開計量　米国ではビッグマッチを盛り上げるイベントとして実施。昨年５月のパッキャオ（フィリピン）対ハットン（英国）戦ではラスベガスのホテル内の会場に約４５００人が集まった。メキシコやタイでは大型商業施設など屋外で実施することも。日本では今年５月のＷＢＡ世界スーパーフライ級王者の名城信男（六島）の防衛戦に際し大阪市内の家電量販店内で行われた。