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なぜ最初から…わいせつ男 釈放後帰国で「起訴相当」も公判絶望的

 強制わいせつ容疑で送検され、不起訴処分になった後に検察審査会が「起訴相当」と議決したアルゼンチン国籍の会社員の男(61)について、大阪地検が週明けにも強制わいせつ罪で起訴する方針を固めたことが9日、検察関係者への取材で分かった。

 だが男は釈放され、アルゼンチンにすでに帰国。公判に出廷する見込みは低く、地検は起訴を取り消さざるを得ない公算が大きい。被害者側からは「なぜ最初から起訴しなかったのか」と不満の声も上がりそうだ。

 男は今年1月11日、大阪市内のホテルで女性従業員(24)に無理やり抱きつき、キスをするなどわいせつな行為をしたとして府警に逮捕された。

 男は「合意の上だった」と主張。地検は2月1日に処分保留で釈放、同9日に嫌疑不十分で不起訴とした。男は釈放翌日の2日に帰国した。

 一方、女性は処分を不服として審査を申し立て、大阪第4検察審査会が「合意があったとは認められない」として3月25日付で、起訴相当と議決していた。

 検察関係者によると、地検は、あらためて女性から事情を聴いた結果、まったくの初対面なのに合意の上という主張は不自然と判断した。今後、外務省などを通じ男への起訴状送達を目指すが、届いても公判に出廷しなければ、刑事責任を問うことはできない。

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