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蓮舫氏批判も…片山氏も過去に議事堂内撮影

参院本会議で代表質問する自民党の片山さつき氏
参院本会議で代表質問する自民党の片山さつき氏
Photo By 共同

 蓮舫行政刷新担当相が国会議事堂でファッション雑誌の写真撮影を行い野党から批判を浴びる中、自民党の片山さつき参院議員も衆院議員時代の07年に同様の撮影をしていたことが分かった。片山氏は8日の参院本会議の代表質問で蓮舫氏を批判したものの、追及時間は短縮。報道陣から“過去”を突っ込まれ、開き直る場面もあった。

 片山氏のホームページによると、「美人百花」(角川春樹事務所)07年11月号の「幸福美女図鑑」というコーナーに登場。当時は05年の郵政選挙で初当選した“小泉チルドレン”として注目されていた。3ページにわたるインタビュー記事とともに、議事堂内のエレベーターホールや廊下でのショットや、議事堂をバックにした写真などが掲載されている。

 写真のクレジットには、着用した衣服のブランドや価格も記載。34万6500円のジャケットに21万円のスカート、3万4650円のコサージュの計59万1150円のパターンなどがある。

 自民党など野党は、蓮舫氏が「VOGUE NIPPON」11月号の写真撮影を議事堂内で行ったことについて「撮影許可の基準を満たしていない」と批判。参院事務局によると、議事堂内での撮影は私的宣伝や営利目的に当たる行為は許可していない。蓮舫氏の場合も、着用した計131万2500円のスーツなどのブランドや価格が記載されていた。

 衆院でも議事堂内での写真撮影は私的宣伝などの場合は許可されない。衆院広報課は片山氏の撮影について「当時の担当者が企画の内容などを確認して問題ないと判断したのでしょう」とした。

 片山氏はこの日の代表質問で「事業仕分けで数十万円の商店街対策を切られて泣いている人が全国にいる」と指摘した上で、「仕分けをした方が1着百数十万円のドレスを取っ換え引っ換えしているのを知ったら心中察してあまりある」と蓮舫氏を皮肉った。ただ、蓮舫氏に関する批判は10秒程度で、予定よりも短縮した。

 本会議後、記者団から同様の撮影を行っていたことを突っ込まれると、「私は大臣になったことがない」と強弁。自身も高価な衣服を身に着けていたことについて「私は事業仕分けの大臣ではありませんから」と開き直った。追及時間の短縮については「(再質問のため)2分残さなければいけなかった」とした。

 ファッション誌問題は思わぬ展開となったが、民主党幹部は「2人ともタレント扱いでちやほやされた結果がこの醜態だ。そろって仕分けされればいい」とあきれ顔だ。

 ≪蓮舫氏「正式な手続き」強調≫蓮舫氏は8日の会見で「撮影場所が不適切との懸念を抱かせたとすれば本意ではない。率直におわびする」と述べた。西岡武夫参院議長から7日に口頭注意されたことについても「真摯(しんし)に受け止める」と語った。ただ撮影自体については「正式な手続きを経て行われた」と強調した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月09日 ]

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