米輸送機の対中禁輸を緩和 原油流出対策でオバマ政権【ワシントン共同】オバマ米大統領は8日、1989年の天安門事件後に米国内法で定めた対中武器禁輸措置を一部緩和し、C130輸送機の対中輸出を一時的に認める方針を議会に伝達した。ホワイトハウスが議会あての書簡を公表した。 ゲーツ米国防長官がベトナムの首都ハノイで中国の梁光烈国防相と会談を予定するなど、中断していた米中の軍事交流は再開に向かっており、禁輸緩和はこれに合わせた措置の可能性がある。 オバマ大統領は書簡で「海上の油流出に対応するためのC130」の禁輸措置緩和が「米国の国益にかなう」と指摘した。中国では7月、遼寧省大連市の港で石油パイプラインが爆発、大量の油が海に流出した。 【共同通信】
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