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遼くん1差!“関東風”の「おめでとう聞きたい」

7番ホール、ギャラリーを引き連れて2打目地点へ向かう石川(左)
7番ホール、ギャラリーを引き連れて2打目地点へ向かう石川(左)
Photo By スポニチ

 男子ゴルフツアーのキヤノン・オープン第2日は8日、神奈川県横浜市の戸塚カントリー倶楽部西コース(7168ヤード、パー72)で行われ、石川遼(19=パナソニック)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダー、138で、順位こそ5位から6位に下げたものの、首位と1打差に迫った。首位には横田真一(38=サクセスプロ)ら5人が並んだ。世界殿堂入りを果たした尾崎将司(63=マックス・インターナショナル)は通算4オーバーで2打及ばず予選落ちした。

 50分のインターバルで石川は変わった。前半のアウトは1バーディー、1ボギーのジリジリする内容。しかし、再開した10番で残り60ヤードの第2打をSWでピン手前3メートルにつけると、猛ラッシュが始まった。12番では135ヤードの打ち上げの第2打を9Iでバックスピンをかけて1メートルにつけてバーディー。続く13番では50センチにつけ、17番ではカップ2個分スライスする下りの1・5メートルのラインを沈めてバーディーを奪った。最後の18番こそボギーを叩いたが、2日連続の69で首位とは1打差に接近。「後半にうまく修正できた。トップに何とかついていけている」と納得の表情を見せた。

 「本来はラウンドの間に休憩があるのは好きじゃない」というが、その間に波に乗れない原因を自己分析。パッティングに関しては「肩でストロークすることを心がけていたが、同時に頭が動きすぎていた。その部分を意識した」。アイアンショットは「グリーンに乗せようと思いすぎていて切れがなくなり、ボールがつかまっていなかった」と修正点を見つけ、見事に立て直した。

 後輩の活躍に刺激を受けた。勝てば来年のマスターズ出場権を得られるアジア・アマチュア選手権で杉並学院の2年後輩、浅地洋佑が前日に首位スタートを切り、この日も1打差の2位と好位置をキープした。石川は「頑張っているし、自分の気持ちを高めてくれる」と発奮。同大会のゲストとしてこの日、夜に参加したプライベートディナーでは浅地らを前にスピーチし、「またすぐに同じフィールドで一緒にプレーする日が来ると確信している」と近い将来のライバルの姿に気合を入れ直した。

 石川の過去8勝は北海道、中部、関西で行われた大会で、まだ地元の関東では勝っていない。「あ、そうですね。そういえば優勝した時のイントネーションが(関西風の言い回しで)おめでとうですね。関東の皆さんのおめでとうも聞きたい」。祝福の言葉に包まれるエンディングを目指して、残り36ホールに臨む。

 ≪ラウンド後は英語でスピーチ≫石川はラウンド後、埼玉の川越氷川神社に移動し、アジア・アマチュア選手権のプライベートディナーで118選手および関係者を前に英語でスピーチした。同選手権の勝者にはマスターズの出場権と2位以内には全英オープン最終予選の出場権が与えられるとあって、自身の両大会の思い出を披露。選手を激励するとともに「あの経験があったからこそ、グリーンジャケットを勝ち取ることができましたと言えるようになりたい」と自身のマスターズ制覇の夢もあらためて語った。なお、時間に余裕があったため、当初予定されたヘリコプターではなく陸路を使った。 第2R成績

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月09日 ]

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