開幕戦以来となる準決勝進出を決めた浅尾美和=川崎市川崎区の川崎マリエンビーチコートで
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◇JBVツアー第7戦川崎市長杯
JBVツアー第7戦川崎市長杯第2日が8日、川崎市の川崎マリエンビーチコートで行われ、女子2回戦で浅尾美和(24)、草野歩(25)=ともにエスワン=組が保立沙織(26)、松山紘子(24)=team Sand Block=組をストレートで下し、5月の開幕戦以来となる準決勝進出を決めた。
久々の快勝、準決勝進出に妖精の声が自然と弾む。「負けることなく準決勝に進めたのがすごい昔のよう」と浅尾。格下相手とは言え終始ペースをつかみ、思い切りスパイクをたたき込んで気持ちもノリノリだった。
解散危機も取りざたされていた草野とのコンビも今大会は順調。「パートナーのために頑張ろうという気持ちになってくる」と浅尾が言えば、草野も「初めて個々が最低限の仕事をしてチームとして機能した」とスパイク、ブロックをしっかりこなした浅尾に感謝。ツアー残り2戦という段階で、ようやくチームとしての体裁が整ってきた。
準決勝は敗者復活戦からの勝ち上がりが予想される、かつての相棒、西堀ペアとの対決が濃厚。「次に勝たないと意味がない。しっかり勢いづけて2人で戦いたい」。やっとめぐってきた優勝のチャンス。今度こそ逃すつもりはない。 (川村庸介)
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