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【サッカー】

長友『最高に幸せ』 メッシ完ぺきに抑えた

2010年10月9日 紙面から

前半、アルゼンチンのメッシ(奥)と競り合う長友

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 試合後の長友の表情は自信に満ちあふれていた。“世界最高”のメッシに対してほぼ完ぺきな守りをみせた。鼻息も荒くなる。

 「メッシを止めたし、一瞬、一瞬が最高に幸せ。90分が終わっても、もっとやりたかった。セリエAでやってきたことは間違ってなかったし、あのレベルの相手とガチの勝負ができるCL(チャンピオンズリーグ)でできるように自分をもっと高めていきたい。メッシは世界最高レベルだけど、秘策は飛び込み過ぎないこと、ドリブルのタイミングで体をいかに寄せるかだった」

 W杯を経験し、セリエAで戦う中で自らのレベルアップを実感していた。「走力もフィジカルも日本にいた時よりはるかに上回ってると思う」と胸を張る。実際に上がった状態で中央に絞った栗原の左のスペースを狙われても、遅れた状態から相手の右サイドのブルディソに追いついた。

 セリエAでのプレーは少々詰められても慌てない余裕を与えた。CBが相手の攻撃に対処できたと見るとポジションを上げ、攻撃にも加わった。吸収しつつ、さらに高みへ。長友はひたすら「上」を目指し続けている。 (荒川敬則)

 

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