10/06 12:44 更新
看護師が傷害罪に問われた北九州市の爪切り事件で、2審で無罪が確定した看護師の行為について、「虐待」と認定した北九州市が6日、認定の再検討をすると明らかにしました。この事件をめぐって、北九州市は立ち入り検査の結果や病院の調査報告書を基に、第3者機関の委員会の意見を踏まえ、看護師の上田里美さんの行為を「虐待」と認定しました。北橋市長は6日の定例会見で「無罪が確定したことは重い事実」と述べ、改めて委員会を開いて無罪となった判決文の内容を確認したうえで、虐待認定の是非について議論を行うことを明らかにしました。委員会は年内をめどに、出来るだけ早い時期の開催を目指すとしていて、議論によっては虐待認定が取り消される可能性もあります。