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【大リーグ】

ヤンキース 連覇へ逆転白星発進!! テシェイラが決勝2ラン!!

2010年10月8日 紙面から

ツインズ戦の7回、2ランを放つヤンキースのテシェイラ=ターゲット・フィールド(AP=共同)

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 【ミネアポリス阿部太郎】試合を決めたのは、3番の一振りだった。4−4の7回1死一塁、ヤンキースのマーク・テシェイラ一塁手(30)が値千金の勝ち越し2ラン。4万2032人の敵地観衆を一瞬にして黙らせた。

 満身創痍(そうい)の体にむちを打った。8月31日につま先を亀裂骨折。その数日後、右手親指を打撲した。初戦前日に、9月半ばに痛み止めを打っていたことを明かしたテシェイラは「注射が痛みを和らげたのは確か。できれば、もう4週間だけ体がもってほしい…」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。それでも、3回にはマウアーの転々とする打球を処理し、一塁へ決死のダイビング。勝利の執念が一瞬だけ痛みを忘れさせてくれた。

 王者は底力を見せた。先発サバシアが3回までに3失点しても、6回に4点を奪って逆転。追い付かれた直後に、テシェイラの一発が飛び出した。「ウチの打線は5、6点取られても、7、8点取り返す機会はある」。最後はリベラが締め、自身が持つポストシーズン記録を更新する40セーブ目を記録。連覇を狙う王者が盤石のスタートを切った。

 

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