【福岡】櫛田神社で「ぎなん落とし」 博多の秋本番

10/06 13:40 更新

晴れ晴れとした秋空の下、福岡市の櫛田神社で6日、博多の秋の風物詩「ぎなん落とし」があり、境内のイチョウの木に黄金色に実ったギンナンを収穫しました。博多の総鎮守・櫛田神社では、まず午前10時から宮司らが境内のご神木「夫婦ぎなん」に進み出てお祓いを行いました。「夫婦ぎなん」は樹齢700年以上のイチョウの木で、今年もたくさんのギンナンが実っています。お祓いの後、宮司らが竹ざおを使って木の枝をふるって揺らし、3人の巫女が落ちたギンナンを1つ1つはしで丁寧に拾いあげました。今年の収穫量は例年通りのおよそ20キロほどということです。ギンナンは神前に供えられた後、皮をはいて水で清めて乾燥させ、12月ごろから博多の氏子などに不老長寿や子孫繁栄の縁起物として授与されるということです。