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【大リーグ】

斎藤 無念…地区シリーズは× まずは教育リーグで調整

2010年10月9日 紙面から

地区シリーズの出場選手登録から外れ、記者の質問に答えるブレーブスの斎藤=AT&Tパーク(共同)

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 【サンフランシスコ=ジョン・シェイ】斎藤、無念−。ブレーブスは7日(日本時間8日)、シーズン終盤に右肩痛で実戦から約2週間離れていた斎藤隆投手が万全ではないと判断、ジャイアンツとのプレーオフ地区シリーズの出場選手登録から外した。

 コックス監督は「1点差の状況ではまだ使えない。制球力を取り戻してほしい」と理由を説明。チームが地区シリーズに勝ち、リーグ優勝決定シリーズに進んだ場合は「登録できるだろう」と期待を込めた。

 チームの力にはなりたい。ただ調整不足は斎藤自身も自覚していた。「肩の痛みはない。少しすっきした。ゲームで投げるときの不安があった。調子を取り戻し、一日も早く力になりたい」。8日にフロリダに移動し、9日の教育リーグに調整登板。斎藤はチームが勝ち進んだことを想定してリーグ優勝決定シリーズに照準を定める。

 「ボクはブルペンでの調整はできない。1試合でもいいから、バッターの反応を見たい」。あくまで実戦で感覚を養う不惑の右腕にとって、教育リーグでの登板後に戦列復帰するのが理想。1球が勝負を分ける接戦の終盤が持ち場なだけに、繊細な投球感覚が欠かせないからだ。

 「チームを信じて自分を信じる」。斎藤がブ軍の地区シリーズ突破を祈り、試合後にチームを離れた。 (SFクロニクル紙記者)

 

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