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マン・レイ展 知られざる創作の秘密 2010年9月28日(火)〜11月14日(日)
はじめに 展示作品 関連イベント 入館案内

20世紀美術のパイオニアのひとりとして、その名を世界中に知られるマン・レイ(1890-1976)の展覧会を開催いたします。

2007年から2010年4月まで欧州を巡回した展覧会“Man Ray: Unconcerned But Not Indifferent”に、日本展のみの出品作品を新たに約70点加えて紹介する本展は、マン・レイの遺族が設立し、全作品の著作権を所有するマン・レイ財団所蔵の写真、絵画、彫刻、デッサンおよびマン・レイ自身の所持品を一堂に展観するものです。

「写真家」としてのイメージが強いマン・レイですが、今回は、写真はもとより絵画、オブジェなど多岐にわたる分野で活躍した「アーティスト」、そして新しい技法やスタイルを編み出した「モダンアートの先駆者」としてのマン・レイに光を当て、その知られざる足跡を発見する旅へと皆様をご案内いたします。

本展の監修者である福のり子氏とジョン・ジェイコブ氏は、4年の歳月をかけてマン・レイ財団のコレクションの全貌を調査しました。その結果、これまで知られていなかったマン・レイのカラー・ポジフィルムを用いた作品をはじめ、創作の過程が窺える資料の数々が発見されました。欧州展巡回中にも調査は進み、今回日本展に紹介される約400点はその成果の集大成になります。

会場では、マン・レイの生涯を4つ[ニューヨーク1890-1921/パリ1921-1940/ロサンゼルス1940-1951/パリ1951-1976]に区切り、時代に沿ってマン・レイの作品と、その発想源となったものやイメージを対置させます。豊富な資料の数々は、マン・レイがひとつのモティーフをスケッチから完成作品へと変化させていくプロセス、あるいは絵画やグラフィック作品制作のためにたびたび写真を用いたことなど、多くの興味深い事実を物語ってくれるでしょう。

これまで一般公開されたことのない作品に加え、スケッチやデッサン、作品制作のために用いた道具類など貴重な関連資料も多数含まれる本展は、マン・レイの広範で意欲的な創造活動、思考回路、そして歴史を追体験しながら、その作品と人生をより深く理解するまたとない機会と言えます。


■ 主催 
国立国際美術館、日本経済新聞社
■ 協賛 
株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン、
(財)ダイキン工業現代美術振興財団
■ 協力 
日本航空

■ 展覧会公式サイト 
http://man-ray.com/

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