4大河川事業:関連事項の報告怠った二人を解職 /慶南

 慶尚南道は8日、洛東江再生事業の区域内で廃棄物を含んだ埋立て土が見つかったことについて国土管理庁から報告を受けながら、これを金斗官(キム・ドゥグァン)知事に報告しなかったことなど、職務怠慢の責任を問い、キム・ジョンガン建設港湾防災局長とカン・ソッキュ国策事業課長の二人を解職とすると共に、担当職員を訓戒とする処分を決めた。

 同道はキム局長らが、洛東江再生事業の第8工区内にある文化財の標本を試掘する作業の際、埋立て土が流入した経緯や、廃棄物管理法上の適法性の有無、処理対策について、釜山地方国土管理庁から報告を求める文書を受け取ったにもかかわらず、これを知事や副知事に報告しなかった、と発表した。また、キム局長らはこの問題への対策を局長の専決事項にするなど、職務を怠ったという。

 同道の洛東江事業特別委員会は先月30日、「金海市翰林面(洛東江再生事業第15工区)や同市上東面(同第8-10工区)一帯の川沿いに、100万平方メートル当たり数十万-数百万トンと推定される廃棄物が埋め立てられている」と発表した。

 キム局長はこれに対し、「故意に報告しなかったのではなく、釜山地方国土管理庁が専門グループに依頼し、文化財の調査を行っているため、結果を見守った上で報告しようとした」と釈明した。

昌原=姜仁範(カン・インボム)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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