女子高教師、英語教材にわいせつ例文 /仁川
仁川市内の女子高校に務める英語教師が、わいせつな例文が書かれたプリントを生徒に配布していたことが分かった。
プリントには「勃起する(get up)」「陰部を触る(get to third base)」「セックスしたくてむずむずする(have ants in one’s pants)」「わたしとセックスするのが怖いのか(Are you afraid of having sex with me?) 」といった刺激的な表現が並んでいた。
学校側によると、問題の教師(61)は先月20日午前、英語の授業が終わる際、1年生の生徒約10人に「セックスに関する表現」と題する、A4で20枚のプリントを配った。
プリントにはまた、「100ドル(約8200円)でセックスさせてほしい」といったわいせつな英文のほか、裸の女性や特定の行為を連想させる写真が掲載されており、男女の身体部位の名称に対する詳細な説明も含まれていた。プリントを受け取った生徒は、「驚いた」「なぜ自分にこれが渡されたのか理由を知りたい」といった反応を見せたという。
問題のプリントが配布された事実は、先月29日に生徒の担任教師が校内に残っていたプリントを発見し、学校側に報告したことで発覚した。学校側は「高校生には不適切だと判断し、『教師の品位を保てなかった』との理由で問題の教師に注意・警告措置を下した後、精神科治療を勧告した」と説明した。
学校関係者は「保護者から懲戒を求める電話が相次いだ。問題の教師は1学期にも生徒に性的な質問をしたことが問題となり、校長が面談したことがある」と証言した。資料を見たという保護者(43)は、「恥ずかしくて読むことができないような単語を教材にしてもよいのか。学校は、過ちを悔いない教師には解任などの重い処分を下すべきだ」と話した。
これに対し、問題の教師は、米国文化に関する辞典、教養書4-5冊や新聞スクラップなどからプリントを作成し、教室で配布する前に生徒二人に見せたところ、特に拒否反応がなかったため、10部を追加作成して配布しただけだと説明したという。
問題の教師は本紙の電話取材に対し、「以前外国で3年ほど生活し、開放的な性文化を体験したのだが、韓国も時代が変わったと判断した。最近、生徒たちが『あの子は変態じゃないのか』といった言い回しを日常遣っているため、米国の若者が使う会話表現を使ってもらえればと思った」などと説明。その上で、「考えが甘かった。今後は教科書に限って授業をしたい」と語った。
仁川=李信栄(イ・シンヨン)記者