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シー・シェパード妨害 不安渦巻く太地町 「外国人がSS活動家に見える」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:捕鯨
捕獲したイルカのいけす網が何者かによって切られ、欧州の団体「ザ・ブラック・フィッシュ」が犯行声明を出した。創設者のウィッツェ・ファンデルウェルフ氏は産経新聞の取材に電子メールで応じ、「ショー用に全世界の水族館に売られていくイルカを海に逃したかった」などと犯行の動機を説明している。
SSによると、オランダ国籍のファンデルウェルフ氏はかつてSSの抗議船に乗り、日本の捕鯨を妨害した経歴を持つ。SSでの活動体験をもとに今夏、アムステルダムを拠点にした同団体を設立したという。
太地町のイルカ漁を批判した映画「ザ・コーヴ」の映像により全世界が衝撃を受けたとするファンデルウェルフ氏は、いけす網切り事件の実行犯について、「われわれの活動には日本国籍の活動家を含む多くの国籍の人々が参加している」と指摘し、日本人の可能性を排除しなかった。
太地町議会の三原勝利議長は、漁を妨害するSSなどの団体に対し、「いい加減にしてくれという気持ちだ。地元の憤りは増幅している」と話している。