「仙闘服」に変身！楽天、ホーム用ユニを一新へ

　「仙闘服」で仙ちゃんを待ち受ける。阪神・星野仙一シニアディレクター（ＳＤ＝６３）の来季監督就任が決定的な楽天が、ホーム用ユニホームをリニューアルすることが７日、分かった。

　「ユニホームは戦闘服」が信念の闘将を迎える準備は着々と進んでいる。

　これまでの６年間はホーム用がミズノ社製、ビジター用がデサント社だったが、来季からデサント社へ統一することが決定した。ホーム用ユニホームが変わるのは、球団創設以来初めて。球団関係者は「これからデザインを検討していくことになる」と話した。

　４年ぶりの最下位から再建を目指し、招へいする星野氏はユニホームには強いこだわりがある。同氏が監督時代の９６年ドラフト１位で中日入りした小山は「高卒１年目のキャンプの監督ミーティングでいきなり“ユニホームは戦闘服や。よう覚えとけ”と言われた」と回顧。中日では当時、ドジャースのオーナーだったピーター・オマリー氏の了解を得てまでドジャース式を採用し、阪神でも縦じまを従来より太く変更した。

　その星野氏はこの日夜、日本テレビ「ＺＥＲＯ」に生出演。正式な就任要請は受けていないとした上で「チャンスがあればユニホーム（を着たい）。これは野球人の習性」と現場復帰へ意欲をのぞかせた。さらに交渉には応じると断言し「例えばどういう補強をするかとか。どういうチームをつくりたいかとかを考えて引き受けてきた。私とマッチするかしないか」と話した。そして、楽天の監督就任への最大の条件について「自分がやる気があるかないか。燃えるものがね」と言った。闘将に、新しい戦闘服はきっと似合うに違いない。

[ 2010年10月08日 ]