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「怒りまくる仙谷、前原、北沢氏」対中外交で菅政権に異変 (1/2ページ)
対中外交で誰がサボタージュしたのかをめぐって、閣僚が他省を公然と批判する事態が起こった。当事者がいずれも記者会見で怒りをあらわにする「おまけ付き」。今回も陰の主役は仙谷由人官房長官のようだ。
(酒井充)
発端は8日午前の閣議後会見。北沢俊美防衛相が11日にベトナムで開かれる日中防衛相会談について「外務省が事前調整を事務的に滞らせた。理由を言わない。腹が立つ」と怒った。尖閣諸島沖の漁船衝突事件後、初の日中閣僚交流だっただけに、外務省に水を差されたと思ったようだ。
北沢氏によると、9月に中国の梁光烈国防相との会談希望を外務省に伝達。だが外務省は、会談を打診する正式文書「公電」を中国側に出さず、北沢氏が10月7日夜、前原誠司外相に直談判して動き出した。