(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は6日、プエルトリコの警察官多数が麻薬密売業者に手を貸していたとして、合計133人の訴追を発表した。FBIが警察官の不正を摘発したケースとしては過去最大規模となる。
133人は販売目的のコカイン保持に加担した罪や、火器使用などの罪に問われている。うち89人を警察官や司法関係者が占め、プエルトリコ警察の60人、地方警察の16人のほか、州兵や米陸軍関係者数人も含まれるという。2年間にわたって捜査を続けていたFBIが、6日に一斉摘発を行って逃亡中の4人を除く129人を逮捕した。
ホルダー米司法長官によると、逮捕と捜索に当たってFBIの捜査員750人がプエルトリコ入りした。プエルトリコ警察の警察官も摘発に参加したという。
捜査の発端は、コカインの売人を装ったFBIのおとり捜査員が「麻薬取引の間、用心棒が必要だ」と求めたことだった。これに応じた相手の中に警察官が多数いたという。警察官は武器を携行して買い手のボディーチェックをするなど麻薬取引に積極参加。しかしこの買い手はFBIへの密告者だった。
警察官は報酬として500~4500ドルを受け取っていたとされ、総額で50万ドルが支払われていたとみられる。
プエルトリコは、米東海岸とコロンビアやペルーといった中南米諸国を結ぶ麻薬取引の中継点になっている。